うつ病の発症の原因とその症状をさぐる

2025年1月20日

うつ病の発症の原因とその症状をさぐる

うつ病の発症の原因とその症状とは!

現代はストレス社会です。現代社会は、時の流れとともに大きな変化を繰り返しています。

その変化の繰り返しが時としてストレスとなって行く事がありますので、現代社会はストレス社会とも言われています。

そのストレスが適度であれば、頑張ろうとは励みになります。

しかし、その範囲を超えてしまうと心のバランスが崩れていきます。

その結果、うつ病等を発症する事があります。

うつ病を発症する事により、本来の自分が失われて様な感覚になり、お仕事や家事・育児などが出来なくなっていきます。

そこで、今回はうつ病の発症の原因とその症状に付いて、お話していきます。

うつ病の発症の原因とは、

私たちは何気ない日々の繰り返しを行っています。

しかし、時として予測出来ない出来事や、なにか行おうとする時に思うように行かない、行き難い事が起きて来ます。すると、その事がストレスになっています。

そこで、なんとかしようと対策を行いますが、その時に旨く対応できると、そのストレスは回避されます。

しかし、その対応が旨く出来ないと、なんとかしなくては、このままではいけない、と焦り、どうしよう・どうしよう、としてしまいます。

すると、その事が原因となり、うつ病を発症して行く事になります。

うつ病を発症するとそれぞれに特有の症状が表れます。

その具体的な症状は個人差がありますので、その判断には注意が必要となります。

うつ病の症状を分類すると

(A)精神症状、

(B)身体症状、

(C)態度・行動の変化

これらのうつ病の症状を理解して、その対応に応じる事が求められますので、基本的な知識として、是非知っておいて欲しいい事です。

精神症状

前頭前野、扁桃体、海馬、大脳辺縁系などに関連する精神症状があらわれる。

抑うつ気分=強度の気持ちの沈み、ゆううっ感。

悲哀の感情=感情は悲哀的になりやすく、ささいなことも悲観的になる。嬉しいことにも反応しない。涙を浮かべたりすることが多い。

疲労感=肉体労働をしないのに、疲労感が強い。

意欲がない=無気力、何もしたくない。

思考力・集中力の減退=考えがまとまらない、仕事などに集中できない。自信がなく決断力が非常に鈍る。記憶、判断、計算などの活動も低下する。

無価値観=周囲の者はみな自分よりすぐれていると考え、強い劣等感を抱くようになる。自分の将来、体力、能力など、
すべてに自信はなく、悲観的に考える。

希死念慮、自殺念慮=「死にたい」と思う。

妄想が起きることもある。= 事実ではなく、誤った想像である。
☆心気妄想(自分が不治の病気になっていると誤解し、信じる。)

☆貧困妄想(そんな事実はないのに、貧乏になったと信じる。)

☆関係妄想(他人にうわさされている、ジロジロ見られているという信念)

☆被害妄想(人にいじめられる、殺されるという誤った信念)

●不安症状=突然、意味もなく不安が襲ってきます。
☆仕事に関する不安(これからどうなるのか。)
☆健康に関する不安(どうなってしまうのか。)
☆家族に関する不安(これからどうなるのか。)

●パニック症状=突然、身動きが取れなくなってします。
☆乗り物に乗れない(電車・バス・車・飛行機等)
☆狭い場所に行けない(トンネル・美容院・スパー等)
☆人の集まる場所に行けない(会議・集会・講演会等)

身体症状

自律神経系の失調、ストレスホルモンの影響などにより、身体症状があらわれる。

睡眠障害=寝付きが悪い、朝早くめがさめる、眠りが浅い、など。

食欲低下、性欲の低下という生命活動に関する欲望が低下する。

胃腸障害=下痢、便秘、腹痛。

痛み=頭痛、胸痛、筋肉痛、四肢痛などの痛み。

●その他自律神経失調症に似た症状

●鉛様麻痩感、過食、過眠 く非定型うつ病>

態度・行動の変化

このような症状のために、態度、行動の変化がみられる。

外出したくない、人に会いたくない。閉じこもって何もしない、職場に行けない。

まじめで働いていた人の仕事の能率がおちてくる。約束をたがえる。

学生の成績が下がる。登校できない。

楽しめていたことが楽しめず好きな事をしない。

つらさをまざらそうとして、非行に走る。

自殺行動=「死にたい」という気拝から自殺を試みる。

拒絶過敏性による対人関係で感情的反応<非定型うつ病>

うつ病の発症原因と症状を探る

うつ病は、心理的・生物学的・社会的要因が複雑に絡み合って発症する精神疾患です。その原因は一つに限定されることはなく、個々の状況や体質によって異なります。また、その症状も多岐にわたり、心と体にさまざまな影響を及ぼします。

以下では、うつ病の主な発症原因と代表的な症状について詳しく解説します。


1. うつ病の主な発症原因

(1) 生物学的要因

  • 脳内の神経伝達物質のバランス異常
    セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンといった神経伝達物質の不足や働きの低下が、気分の落ち込みや意欲の低下に関係しています。
  • 遺伝的要素
    うつ病の家族歴がある場合、発症リスクが高まる可能性があります。
  • ホルモンバランスの変化
    更年期や産後など、ホルモンの変化が精神状態に影響を与える場合があります。

(2) 心理的要因

  • ストレスやトラウマ
    長期にわたるストレスや、失業、離婚、死別などの人生の重大な出来事がきっかけになることがあります。
  • 性格特性
    完璧主義、自己否定的な傾向、他人に依存しやすい性格の人は、うつ病を発症しやすいとされています。

(3) 環境的・社会的要因

  • 社会的孤立
    孤独感やサポートの欠如が、うつ病の発症リスクを高めます。
  • 職場や家庭での問題
    過重労働や家庭内の不和などが影響を与える場合があります。
  • 経済的困難
    金銭的な問題や失業が心理的負担を増大させることがあります。

(4) 身体的要因

  • 慢性的な病気や痛み
    慢性疾患や長期間の身体的な痛みは、うつ病のリスクを高めます。
  • 薬物やアルコールの依存
    一部の薬物やアルコールの使用も、脳に影響を与え、うつ病を引き起こす可能性があります。

2. うつ病の主な症状

うつ病の症状は心だけでなく体にも現れ、以下のようなものが挙げられます。

(1) 心理的症状

  • 気分の落ち込み
    常に憂うつな気分が続き、喜びを感じにくくなる。
  • 意欲の低下
    以前は楽しめていたことに興味が持てず、やる気が出ない。
  • 自己否定や罪悪感
    自分を責める気持ちが強くなり、「自分は価値がない」と感じることがある。
  • 不安や焦り
    理由もなく不安を感じたり、心が落ち着かない。

(2) 身体的症状

  • 睡眠障害
    寝つきが悪い、途中で目が覚める、または過眠の傾向。
  • 食欲の変化
    食欲が極端に減退または増進し、体重が変動する。
  • 疲労感や倦怠感
    十分な休息をとっても疲労が取れない。
  • 体の痛みや不調
    頭痛、筋肉痛、消化不良など、明確な原因のない身体的な不調。

(3) 認知的症状

  • 集中力の低下
    仕事や学業に集中できず、ミスが増える。
  • 判断力の低下
    小さな決断でも困難を感じる。
  • 記憶力の低下
    物事を思い出せない、忘れっぽくなる。

(4) 社会的症状

  • 対人関係の問題
    他人と接するのが億劫になり、孤立しがちになる。
  • 日常生活の困難
    家事や仕事ができなくなる。

 

3. うつ病の症状が現れるプロセス

うつ病は徐々に進行することが多く、以下のようなプロセスをたどることがあります。

  1. 初期段階:
    ストレスや疲労感が強く、軽い気分の落ち込みや意欲の低下が見られる。
  2. 進行段階:
    心理的、身体的症状が悪化し、日常生活に支障をきたす。
  3. 重度段階:
    自殺念慮や無力感が強まり、緊急の専門的なサポートが必要になる。

4. うつ病への対応と支援

(1) 早期発見と治療

  • 症状を感じたら早めに専門家に相談することが重要です。精神科や心療内科での診断が適切な治療への第一歩となります。

(2) 治療方法

  • 薬物療法: 抗うつ薬で神経伝達物質のバランスを整える。
  • 心理療法: 認知行動療法(CBT)やマインドフルネス療法が効果的です。
  • 生活リズムの改善: 規則正しい生活を心がける。

(3) 周囲のサポート

  • 家族や友人の理解と支援が回復に大きな役割を果たします。
  • 職場や学校での柔軟な対応も重要です。

まとめ

うつ病は、多くの要因が関与する複雑な疾患ですが、適切な理解と治療を通じて回復が可能です。その発症原因を探り、症状を早期に把握することで、効果的な対策を講じることができます。焦らず、自分のペースで専門家の支援を受けながら改善に取り組むことが大切です。

私たちの目的は症状の完治

私たちは、うつ病の辛い症状を、緩和させたり改善する事を目的にしているのではありません。

私たちの目的は、うつ病の辛い症状の完治を目指しています。

私たちの言う完治とは、

1、お薬などを飲まずに通常の生活が送れる事。

2、この病気の怖いのは再発です。(その再発が起きない自分を作る事。

ですから、うつ病の症状をお持ちの方は、是非、一度ご相談ください。

そして、本来の自分を取り戻して、あなた自身の役目・役割を果たす事によって、より豊かな社会づくりに貢献できる自分になってください。

その事が、私たちの願いでもあるのです。

〇うつ病を治すマインドフルネス自己洞察法とは(SIMT)

マインドフルネスのエビデンス(効果の検証)

マインドフルメイトのエビデンス

マインドフルメイトでは、過去10年以上の活動データを基にエビデンスを制作しています。その方たちは、うつ病や不安障害・パニック障害等の症状で悩む方々になります。私たちは、それらの方々の苦しみの声に真摯に耳を傾け、その人・その人に相応しいマインドフルネスを提供してきました。

その結果が、10年間で600名以上になっていますのでその集約をマインドフルネスのエビデンスとしています。

以下をご覧ください。(クリック)↓ https://mindfulmate.jp/evidence/

マインドフルメイトの相談会

マインドフルメイトでは、マインドフルネス心理療法を用いて、精神疾患の治療及び予防を行っています。その対策や予防が出来ずに過ごしてしまうと症状が長引くと仕事ができない、思うことができないと苦悩したり、悪化すると自殺したい、消えたいなどの気持ちが出てくる人がいます。マインドフルネス心理療法は、アメリカの臨床実験により、うつ病や不安障害やパニック障害やPTSD、摂食障害(拒食・過食)、依存症、家族の不和などに効果があることが確認されています。

以下をご覧ください。(クリック)↓ https://mindfulmate.jp/conference/

この記事は以下の方が執筆しています。

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佐藤福男
〇資 格 : マインドフルネス瞑想療法士(マインドフルネス総合研究所)  マタニティー / 0才児 指導者資格(幼児開発協会)  一般旅行業取扱主任者(国家資格)  〇役  職: 非営利型一般社団法人マインドフルメイト代表理事・ マインドフルネス学校 学校長

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