パニック障害を治す方法とは、

2025年1月20日

パニック障害は、ある日突然に起きて来ます。

 それは例えば、トンネルに入った瞬間に息が苦しくなり・鼓動が激しくなって来ます。また、電車の中でも突然に冷や汗が出てきて、息が出来ないような状態になって来ます。そして、その事を一度経験すると、また同じような出来事が起こるのではと、不安症状へと広がっていく傾向があります。

パニック障害の特徴

その事は、パニック症状の為に、自己の中での処理能力を超えた時、その場で動けなくなってしまったり周囲を驚かせる程、取り乱してしまう症状で、一度陥ってしまうと完治させる事が、なかなか困難で地道に病院通いを続けなければなりません。

その為に、医師の処方は薬物療法が主になりやすく、一度症状が起きて来ますと癖になりやすいので、自発的に治す能力が養われ難いので、いつまでも処方薬に頼ってしまいやすく、常に手元に置いておかないと安心して過ごせません。

パニック障害の処方薬

しかも、パニック障害は外傷のように明らかな損傷が起きているのではないので、気持ちの持ちようが大きい側面もあることから、薬剤に含有されている成分は、過敏になっている神経を落ち着かせ、心拍数を減らして呼吸を整えられる物で構成されいるようです。

マインドフルネス自己洞察法の取り組み

しかし、パニック障害は目の前で起こっている事や、これから起こり得る事例を必要以上に重大に捉えてしまい、
呼吸が乱れ過呼吸になるのが一連の流れですが、マインドフルネス自己洞察法に取り組む事により、その時々の過ごし方を訓練し、身につける事により、その時の状況に飲み込まれ難くなって行きますので、今起きている事をやり過ごし、その出来事が過ぎていく現実と時間を淡々と観察できるようになります。

薬から断薬にチャレンジする

つまり、呼吸に意識を向けてく事を主流に取り組んで行く、マインドフルネス自己洞察法であれば、ならたとえ対処が難しいパニック障害でも、薬を飲用しないで対応出来る事に向き合えるようになり、医師から処方されていますお薬の減薬から断薬に取り組んで行く方が多いです。

マインドフルネス自己洞察の効果

この事により、精神的な事は当然の事ながら、肉体も筋組織が抱えている緊張感が解れていく事が実感できますので、自分自身の思考回路がクリアになり、今まで発揮できていないで眠っている能力が引き立てられます。

そして心身の硬直が解かれるというのは、活発に活動中に優位になる交感神経と、落ち着いている時に存在感が高まる副交感神経の両立が整う事なので、不眠症が改善される事により、寝不足の為に、パニック症状が起きやすい状況の引き金が無くなります。

あるがままの自分を感じ取る

マインドフルネスを開始するには、特別な道具や難しい知識などは不用ですので、難しく捉えずに背中を伸ばし何度も繰り返される呼吸を感じ、あるがままの自分を感じ取って行き事が大切になります。

ライフスタイルに合わせて行う

また、マインドフルネスは足と臀部を床に着けているイメージが先行しているので、必ず座れるような綺麗な床面と静かな環境が必須だと思われているのですが、立っていても同一の効能が発揮されます。

そのため、まだ会社などにマインドフルネスが導入されていなくても、オフィスに向かう通勤電車の中でに掴まって立ち姿で臨む事もできます。

他者との距離感が近すぎる電車内はパニック障害の温床ですし、サラリーマンは1日の業務を考えると胸が苦しくなるタイミングなので立って行うには適している時間帯です。

自己流では行わない

そこで、大切な事は自己流で行わずに、マインドフルネス自己洞察法の事を良くわかっているカウンセラーの下で行う事です。IMG_20170502_114302-1.jpg

パニック障害を治すためのアプローチ

パニック障害は、突然の強い不安や恐怖、動悸、息切れ、めまいなどの身体症状を伴う疾患で、多くの場合、これらの症状が再発するのではないかという不安(予期不安)を引き起こします。治療には、心理療法、薬物療法、生活習慣の改善など、さまざまな方法が効果的です。

以下では、パニック障害を克服するための効果的なアプローチについて説明します。


1. 専門的な治療を受ける

(1) 心理療法

  • 認知行動療法(CBT)
    認知行動療法は、パニック発作を引き起こす考え方や行動パターンを認識し、より適応的な思考や行動に置き換えることを目指します。具体的には以下の方法が含まれます:

    • 暴露療法: 恐怖の原因となる状況に徐々に慣れることで、不安を和らげます。
    • リラクゼーション訓練: 呼吸法や筋弛緩法を学び、不安が高まったときに心身を落ち着かせる方法を習得します。

(2) 薬物療法

  • 抗不安薬: 一時的に不安を和らげるために使用されます。
  • 抗うつ薬(SSRIやSNRI): 長期的な効果が期待され、症状の再発を防ぎます。
  • ベータブロッカー: 動悸や震えなどの身体的な症状を軽減する場合に使用されることがあります。

薬物療法は医師の指導のもとで行い、自己判断での服用や中止は避けましょう。


2. 日常生活の工夫

(1) ストレス管理

  • マインドフルネスや瞑想: 今この瞬間に意識を向けることで、不安を軽減します。
  • 趣味やリラクゼーション: 好きなことを楽しむ時間を持つことで、日常のストレスが和らぎます。

(2) 規則正しい生活

  • 十分な睡眠を確保し、食事や運動をバランスよく取り入れます。
  • アルコールやカフェインは、パニック症状を悪化させる可能性があるため、控えるようにしましょう。

(3) 呼吸法を学ぶ

  • パニック発作中に過呼吸が起きることがあります。以下の呼吸法を試してみてください:
    腹式呼吸法:

    1. 鼻からゆっくり息を吸い、お腹を膨らませる。
    2. 口からゆっくり息を吐き、お腹をへこませる。
    3. これを数分間繰り返し、心拍数を落ち着かせます。

3. パニック発作への対処法

(1) 発作が起きたときにすべきこと

  • 「これは命に関わるものではない」と自分に言い聞かせる
    パニック発作は恐ろしいものですが、身体への直接的な危険はありません。
  • 周囲の環境を確認する
    安全な場所にいることを認識し、「ここは安全だ」と自分に伝えます。
  • 呼吸を整える
    呼吸法を使い、過呼吸を防ぎます。

(2) 発作を回避しようとしない

  • 発作を「何とかして避けよう」と考えると、かえって予期不安が強まることがあります。発作が起きても冷静に対処できる自信を持つことが大切です。

4. 周囲のサポートを活用する

(1) 信頼できる人に話す

  • 家族や友人に状況を説明し、協力をお願いすることで、不安感が軽減します。

(2) 支援団体やグループに参加

  • パニック障害に取り組む支援団体やピアサポートグループに参加することで、同じ悩みを抱える人々とのつながりが得られます。

5. 回復に向けての考え方

(1) 完治には時間がかかることを理解する

  • パニック障害はすぐに治るわけではありませんが、適切な治療と努力を続ければ、必ず改善します。

(2) 自分を責めない

  • 病気は「自分の弱さ」や「努力不足」ではなく、治療可能な状態であることを理解しましょう。

(3) 小さな進歩を喜ぶ

  • 少しずつ改善している自分を認め、小さな成功体験を積み重ねることで、回復への自信が生まれます。

まとめ

パニック障害の治療には、専門的な支援と自分自身の取り組みが重要です。心理療法や薬物療法を活用しながら、ストレス管理や呼吸法などの日常的な対策を取り入れることで、徐々に症状が改善していきます。焦らず、自分のペースで取り組みましょう。そして、必要なときには周囲や専門家にサポートを求めることを忘れないでください。

〇うつ病を克服する為に必要な事とは、

マインドフルネスのエビデンス(効果の検証)

マインドフルメイトのエビデンス

マインドフルメイトでは、過去10年以上の活動データを基にエビデンスを制作しています。その方たちは、うつ病や不安障害・パニック障害等の症状で悩む方々になります。私たちは、それらの方々の苦しみの声に真摯に耳を傾け、その人・その人に相応しいマインドフルネスを提供してきました。

その結果が、10年間で600名以上になっていますのでその集約をマインドフルネスのエビデンスとしています。

以下をご覧ください。(クリック)↓ https://mindfulmate.jp/evidence/

マインドフルメイトの相談会

マインドフルメイトでは、マインドフルネス心理療法を用いて、精神疾患の治療及び予防を行っています。その対策や予防が出来ずに過ごしてしまうと症状が長引くと仕事ができない、思うことができないと苦悩したり、悪化すると自殺したい、消えたいなどの気持ちが出てくる人がいます。マインドフルネス心理療法は、アメリカの臨床実験により、うつ病や不安障害やパニック障害やPTSD、摂食障害(拒食・過食)、依存症、家族の不和などに効果があることが確認されています。

以下をご覧ください。(クリック)↓ https://mindfulmate.jp/conference/

この記事は以下の方が執筆しています。

佐藤福男
〇資 格 : マインドフルネス瞑想療法士(マインドフルネス総合研究所)  マタニティー / 0才児 指導者資格(幼児開発協会)  一般旅行業取扱主任者(国家資格)  〇役  職: 非営利型一般社団法人マインドフルメイト代表理事・ マインドフルネス学校 学校長

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〇カウンセラー・佐藤さんに聞く「マインドフルネス」実践と“想い”

https://mindfulmate.jp/practice-of-mindfulness-and-feelings/

〇うつ病や不安障害を乗り越えた体験談

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〇マインドフルネス相談会のご案内 IN東京都・愛知県・山梨県

https://mindfulmate.jp/conference/

〇マインドフルネスのエビデンス / 調査・研究・活動の報告

https://mindfulmate.jp/evidence/

〇マインドフルメイトのサイトマップ

https://mindfulmate.jp/サイトマップ