うつ病の症状の緩和から完治へ

2025年1月8日

うつ病の症状の緩和から完治へ

うつ病に対するマインドフルネスのアプローチは、症状の緩和から再発予防、さらには精神的な回復(完治)に向けての重要な手段となります。ただし、「完治」とは症状が完全に消えるだけでなく、再びうつ病に戻らないための心の健康を維持する状態を含むため、長期的な視点が必要です。


1. 症状の緩和

マインドフルネスは、うつ病に特有の「反すう(ネガティブな考えの繰り返し)」や「感情の鈍化」を緩和する効果があります。以下のような方法が用いられます:

  • マインドフルネス認知療法 
    再発予防に特化したアプローチですが、初期段階の症状緩和にも効果的です。具体的には、自動思考を観察し、そこに巻き込まれずに「今この瞬間」に集中する練習を行います。
  • 呼吸や身体感覚への集中
    呼吸法やボディスキャン瞑想を通じて、心と体のつながりを回復させます。これにより、不安感や落ち込みが和らぎます。
  • 自己批判の軽減
    自分を非難する思考に気づき、それを受け流す練習が症状の軽減に寄与します。

2. 再発予防

うつ病は再発率が高い病気ですが、マインドフルネスはそのリスクを低下させる効果があります。

  • 反すうからの解放
    ネガティブな思考に巻き込まれることを防ぎ、再発の引き金を避けるスキルを習得します。
  • 感情の調整能力の向上
    感情を抑え込むのではなく、受け入れ、適切に対応する力を養います。
  • 生活習慣の改善
    瞑想の定期的な実践が、健康的な睡眠や規則正しい生活を支援します。

3. 完治への道

うつ病から「完治」と言える状態への到達には、症状が消えた後も心の健康を積極的に維持し、人生の充実感を高めることが重要です。

  • 自己理解とセルフコンパッション
    自分の内面を理解し、完璧を求めず、自分を優しく受け入れる態度を育てます。
  • 価値観に基づく行動
    マインドフルネスは、個人の価値観や目標を明確にし、それに沿った行動を取る助けとなります。これにより、人生の充実感が得られます。
  • マインドフルな生活
    日常生活にマインドフルネスの概念を取り入れることで、ストレスの少ない、バランスの取れた生き方が可能になります。

4. サポート体制の確立

完治を目指すプロセスでは、専門家や支援者との関係が重要です。

  • 専門家との連携
    マインドフルネスを活用した認知療法やカウンセリングを受けることが、回復を促進します。
  • 家族や友人の理解と協力
    周囲の人々がマインドフルネスを理解し、サポートを提供することが、安心感をもたらします。

5. マインドフルネスの限界と補完的利用

マインドフルネスは非常に効果的な方法ですが、単独では不十分な場合もあります。重度のうつ病では、薬物療法やその他の心理療法との併用が推奨されます。また、心身の状態に応じて無理のないペースで取り組むことが大切です。


マインドフルネスを用いたうつ病の回復プロセスについてさらに深掘りしたい場合や、具体的な実践方法について知りたい場合は、お気軽にご相談ください。

マインドフルメイトのサポート体制

現在ご相談に応じているうつ病・パニック障害・PTSD等は、非常に多くの方が辛い症状に悩まされている病気です。

共通するご相談内容

相談にお見えになる方のお話を伺っていますと、その内容に共通する事が多い事がわかります。

1、辛い症状を理解していただく事が難しい。(ご家族や職場など)

2、お薬がなかなか効果が出ない。(永年通っても回復しない。)

3、お薬の副作用が怖い。(離脱症状や依存症状が怖い。等)

パタン化した医師の対応

特に、皆さんが非常にがっかりしている事の中に、
○病院の先生があまりお話を聞いてくれない。
○説明をしてくれない。との事がありました。

事務的にお薬を出されるだけ。効果がない事を言うとお薬の量を増やすだけ。

又は、「今度はこのお薬をだしておきます。」と言って別のお薬を出すだけの所が多いようにおしゃるかたが多いようです。

患者さんの立場に立って見ると、

「この先、私はどうなってしまうのだろうか。」と、とても不安になるのは当然な事だと思ってしまいます。

しかし回復の為には、病院に通わなければとお考えのようです。

私達は、そのようなご相談の中で、その方の辛い症状に合わせてご相談に応じています。

うつ病・パニック障害・PTSD等の方々の辛い症状は千差万別になります。

苦悩する辛い症状

その苦悩の波に圧倒されて、頭が動かない・考えが浮かばない、起きれない、動けなくなる、意欲がわかない。

また、人と話すのが怖い、外に出られない、等、最たるは希死念慮である。

その苦しみは、実際に体験をした人でないとわかりません。

心の病気と捉えてご相談に応じています。

私達は、うつ病・パニック障害・PTSD等の辛い症状の原因を、心の病気と捉えてご相談に応じています。

現在、どんなに辛い症状があっても、ご自身に「この病気をなんとしても治したい。」「治すんだ。」この強い気持ちがあれば、私達は喜んでご相談に応じます。

一日でも早く、いつもの自分に戻って下さい。

そして、あなたの人生をキャンパスに大きく描きましょう。

その為のお手伝いを致します。

〇うつ病を治すポイントとは、

この記事は以下の方が執筆しています。

佐藤福男
〇資 格 : マインドフルネス瞑想療法士(マインドフルネス総合研究所)  マタニティー / 0才児 指導者資格(幼児開発協会)  一般旅行業取扱主任者(国家資格)  〇役  職: 非営利型一般社団法人マインドフルメイト代表理事・ マインドフルネス学校 学校長

【リンクのご案内】

〇カウンセラー・佐藤さんに聞く「マインドフルネス」実践と“想い”

https://mindfulmate.jp/practice-of-mindfulness-and-feelings/

〇うつ病や不安障害を乗り越えた体験談

https://mindfulmate.jp/impressions-after-the-mindfulness-session/

〇マインドフルネス相談会のご案内 IN東京都・愛知県・山梨県

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〇マインドフルネスのエビデンス / 調査・研究・活動の報告

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〇マインドフルメイトのサイトマップ

https://mindfulmate.jp/サイトマップ