うつ病と前頭前野の働きを治して行くマインドフルネス

2020年1月2日

うつ病と前頭前野の働きを治して行くマインドフルネス


うつ病や不安障害・パニック障害・PTSD等が、薬物療法で治りにくいことや、再発が多いことは最近ではよく知られてきました。

その一因に、前頭前野の機能が薬物療法だけでは回復しにくい人がいるためであると思われます。

前頭前野を回復させる事が効果的であることを理解していただく為に、前頭前野と心の病気との関係を見て行きます。


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前頭前野の機能には

前頭前野の機能の一つはワーキングメモリ(作業記憶)です。

ワーキングメモリーとは、言語理解、学習、推論といった複雑な認知課題の解決のために必要な情報(外から与えられたもの、あるいは長期の記憶から呼び出したもの)を必要な時間だけ一時的にアクティブに保持し、それに基づいて情報の操作をする機構になります。

一瞬一瞬、刺激や他人からの問いかけに対して適切な情報を呼び出して保持し、処理して、答えや応答を出力します。それが終わったら、その刺激や情報はすぐに忘れてかまわないものです。しかし、すぐ次の瞬間に必要な情報の保持と検索、決断、処理があります。

その瞬間に、必要なことを思い出して処理していくことの連続です。

 

ワーキングメモリー(作業記憶)の働きとは

ワーキングメモリー(作業記憶)は4つの部分からなるとされています。

〇内容をリハーサルなどで言語的に保持するシステム

〇言葉ではなく、空間的なイメージを操作したり保持するシステム

〇「音声、視覚、空間情報を統合した表現を保持し、さらに意味情報や、音楽情報も統合する。長期記憶から引き出したものも保持するシステム

〇視空間記銘メモを制御し、長期記憶と情報をやりとりするシステム

特に、背外側前頭前野や前部帯状回が重要な役割を果たしています。

うつ病の患者は、これらの機能が低下しているといわれています。うつ病、不安障害、過食症などになると、
仕事がうまくできなかったり、自分を苦しめる思考や行動をコントロールできませんので、ワーキングメモリーの機能がうまく働いていない状況にあることがわかります。

問題行動(自傷行為、虐待など)、非行犯罪もそうです。

重いうつ病では、主婦が料理もできなくなります。材料や作る手順を思い出せなくなります。


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薬物療法は、セロトニン神経や扁桃体に作用させる

薬物療法は、セロトニン神経や扁桃体に作用する薬が用いられますが、薬物療法だけでは回復しない人や、抑うつ症状(ワーキングメモリーとは無関係の部位の症状)が軽くなっても復帰できない人がいるのは、このワーキングメモリーの機能をはたす前頭前野などが十分に回復していないためであると、推測されます。

こういう心の病気や問題行動、非行犯罪などが薬物療法だけでは治りにくく、再発しやすいので、回復のためにはワーキングメモリーの機能、すなわち、背外側前頭前野の機能が回復するようなトレーニングが必要です。

 

前頭前野のその他の機能

なお、前頭前野はワーキングメモリーの機能のほかに、種々の機能(記憶、プランニング、行動抑制、感情コントロール、意思決定など)があります。これらは心の病気と関係しています。こうした前頭前野の機能は、私達のマインドフルネス自己洞察瞑想療法では「意志作用」と言っています。

この意志作用の機能回復が、心の病気を治すことになりますので、私達はその「意志作用」が活発になる為のトレーニング等を行っています。

そのトレーニングを1ヶ月に一度のセッションの中で、課題と言う形で、ご自身の家で実施していただいていますが、参加者のほとんどの方が、まず辛い症状が緩和されていきます。


さらにセッションを継続する事により辛い症状が緩和~改善に向かって行きますので、完治(薬を飲まないでいられる状態)を目指す事が可能です。


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マインドフルネス心理療法 マインドフルメイト

自殺防止・うつ病治療の心理相談員 佐 藤 福 男

住所:山梨県甲斐市龍地798-165

TEL:080-2213-3802

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