ストレスによる影響とは、

2025年1月7日

ストレスによる影響とは、

ストレスによる影響は、身体、心、行動の3つの側面に現れることが多いです。それぞれについて詳しく説明します。


1. 身体への影響

ストレスが持続すると、身体に次のような症状が現れることがあります:

  • 疲労感:慢性的な疲れやエネルギー不足。
  • 睡眠障害:不眠や寝つきが悪い、途中で目が覚める。
  • 頭痛:緊張型頭痛や偏頭痛。
  • 消化器系の問題:腹痛、下痢、便秘など。
  • 心拍数や血圧の上昇:心臓に負担がかかる可能性。
  • 免疫力の低下:風邪や感染症にかかりやすくなる。

2. 心への影響

ストレスは心の健康にも大きな影響を与えます:

  • 不安感や焦り:落ち着かない、集中力の低下。
  • 抑うつ感:気分が沈み、興味や喜びを感じにくくなる。
  • 怒りやイライラ:感情のコントロールが難しくなる。
  • 自己評価の低下:自信喪失や無力感。

3. 行動への影響

行動にも次のような変化が見られることがあります:

  • 過食や食欲不振:ストレスによる食行動の変化。
  • 飲酒や喫煙の増加:ストレス解消を目的にした行動。
  • 社会的孤立:人と会うのを避ける、引きこもりがちになる。
  • パフォーマンスの低下:仕事や学業での生産性の低下。

ストレスの効果的な対策とは

ストレスに対処するためには、原因を特定し、心身のバランスを整えることが重要です。以下に効果的な対策をいくつか挙げます。


1. 心理的アプローチ

① マインドフルネス瞑想

  • 効果:今この瞬間に集中することで、心の安定を促進。
  • 方法:静かな場所で座り、呼吸に意識を集中させる。雑念が浮かんだら、そっと手放す。
  • ポイント:毎日5~10分から始める。

② 認知行動療法(CBT)

  • 効果:ストレスの元となる考え方を見直し、より建設的な思考に変える。
  • 方法:ストレス状況での自分の考え方を記録し、ポジティブな解釈を試みる。

③ ジャーナリング

  • 効果:気持ちや考えを言葉にすることで、ストレスを整理できる。
  • 方法:日記やノートに自分の感情を自由に書く。

2. 身体的アプローチ

① 適度な運動

  • 効果:ストレスホルモン(コルチゾール)を減少させ、リラックス効果を得られる。
  • :ウォーキング、ヨガ、軽い筋トレ。
  • ポイント:1日20~30分を目安に行う。

② 呼吸法

  • 効果:自律神経を整え、心拍数を安定させる。
  • 方法:「4-7-8呼吸法」(4秒で吸い、7秒止め、8秒で吐く)。

③ 睡眠の質を向上させる

  • 効果:ストレス対策の基本は十分な休息。
  • 対策:就寝1時間前はスマホを控え、リラックスできる環境を整える。

3. 社会的・環境的アプローチ

① サポートを求める

  • 効果:信頼できる人に話すことでストレスが軽減。
  • :家族や友人に相談する、専門家の支援を受ける。

② タイムマネジメント

  • 効果:時間に余裕を持つことで焦りを減らす。
  • 方法:やるべきことをリスト化し、優先順位を明確にする。

③ 環境の見直し

  • 効果:ストレス要因を減らし、リラックスしやすい環境を作る。
  • :職場や自宅を整理整頓する、自然と触れ合う時間を持つ。

4. 楽しい活動を取り入れる

  • 趣味に没頭する(アート、音楽、園芸など)。
  • 笑える映画や動画を見る。
  • 気軽に旅行や散歩をする。

おすすめの継続的習慣

  1. 定期的にストレスチェックを行う
    • 自分の状態を客観的に把握する。
  2. 「ありがとう」を意識する
    • 感謝の気持ちを記録し、ポジティブな感情を育てる。
  3. ストレス日記をつける
    • ストレス源やその解決策を記録する。

平穏な日々が精神状態を安定させる

私達の日々の生活の繰り返しの中で、何事もなく平穏な日々が繰り返される事により、精神状態は安定してきます。

すると血液の流れが落ちついて来ますので、その為に、脳細胞や内臓などに健全な血液を運んで行く事が可能になります。

健全な血液が循環される事により、私達の身体を健康に保つことが出来ます。

解決策が見つかると、

ところが、予測しない事が起きる。何かをしようとするが思うように行かない。誰かに嫌な事を言われる等の不都合な事が起きてくる。また、将来に見通しが立たない。あるいは、何かの対策がとれない等が起きて来ても、その事に対して「こすればよい」との解決策がみつかりますと、その時が忙しいとか、大変だと言っても、その事でこころのバランスが崩れる事はありません。

ところがストレスが加わり続けると・・・・、

交換神経が活発になる

ところが、ストレスが加わり続ける事により、交感神経が活発になって行き、血圧が上がって行きます。

動脈硬化になりやす

血圧が上がれば動脈硬化になりやすくなります。

そして、その事により血液が固まりやすくなっているので、血栓ができやすくなっています。

脳梗塞や心筋梗塞も

それが脳の血管に起これば脳梗塞:心臓の冠動脈に起これば心筋梗塞です。

糖尿病にも

また、私達にストレスが加わり続ける事により、血糖値を高めて行きますので、糖尿病にもなりやすくなって行きます。

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脳細胞にも影響を与える

さらにストレスは、脳にも障害を与えて行きます。

私たちは嫌なことがあると、精神が集中出来難くなって行きます。

例えば、お年寄りなどの場合に大切な伴侶を事故で失ったような、急にぼけたようになる事も、しばしば起きて来ます。

子どもの場合には学校を変わる事や、家族の不和等で争っているなどの出来事で、急に勉強が出来なくなったりします。

それは強いストレスが脳に影響を与えているからです。

うつ病や不安症状などが起きてくる。その延長線上に、うつ症状が起きてきたり、不安症状などが起きて来る事があります。

お仕事や家事・育児が出来ない

すると、日々のお仕事や家事・育児等が思うように出来難いようになって行きます。

そこで、適切な対応が出来て来ると、職場の人達に迷惑を掛けてたり、家族に余計な心配を掛ける事はありません。

ところが、そのような状況を放置してしまうと、うつ症状や不安症状が悪化して行きますので、うつ病や不安障害・パニック障害等になって行きます。

その事により、職場や家族等に心配や迷惑を掛けたりする結果になりって行きます。

適切な対症法を身に付けて行く事が大切になります。

このように、日々の生の中で何が無く感じるストレスですが、チョットした出来事で思わぬ方向に進んで行く事がありますので、たかがストレスと思わずに、適切な対症法を身に付けて行く事が大切になります。

〇うつ病を治すポイントとは、

この記事は以下の方が執筆しています。

佐藤福男
〇資 格 : マインドフルネス瞑想療法士(マインドフルネス総合研究所)  マタニティー / 0才児 指導者資格(幼児開発協会)  一般旅行業取扱主任者(国家資格)  〇役  職: 非営利型一般社団法人マインドフルメイト代表理事・ マインドフルネス学校 学校長

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〇カウンセラー・佐藤さんに聞く「マインドフルネス」実践と“想い”

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〇うつ病や不安障害を乗り越えた体験談

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