マインドフルネスに参加した人の体験談 NO-3

マインドフルネスに参加した人の体験談 NO-3

目次

マインドフルネスに参加した方から寄せられた体験談を載せています。

2010年よりスタートしたマインドフルメイトですが、セッションを卒業されたクライアントの中で「自分が良くなった事を伝え、他の辛い苦しい思いをされている方のお役に立てれば」とのご厚意により感想文・体験談をお寄せいただいている方々がいます。ご自身の辛い状況、マインドフルメイトとの出会い、どうやって克服していったか回復の経過など、クライアント本人の文章に一切手を加えず原文のままご紹介しております。これから始めようと思っている方は参考に、完治を目指すクライアントの方々もぜひお読みください。

※ 私達は、マインドフルネス心理療法を用いて、参加者の方にセッションを行っています。マインドフルネス心理療法としては、ストレス軽減法等がありますが、私たちが行っているマインドフルネス心理療法はそれらの手法・目的等が異なります。

詳しくはこちら→

※2014年6月、マインドフルメイトが歩んだ3年半をエビデンスとして出版しました。
ここにある感想文以外にも、すばらしい感想文をお寄せいただいております。

詳しくはこちら⇒

※マインドフルメイトのマインドフルネス心理療法は、セッション10終了後も本人の希望があれば セッションに参加することができます。腑に落ちるまで、また、自分で身についたと確信できるまで参加していただけます。またその後もアドバイスを受けたりすることができます。

2011年 → 最新

マインドフルメイト体験談 PTSD
うつ病
 2015年12月~2016年10月
セッション10終了
マインドフルネスに出会えて パニック障害
広場恐怖症
2013年9月~2014年8月
セッション10終了
その後、腑に落ちるまで
セッション参加(日記提出)

2016年7月終了
マインドフルネス心理療法実践の経緯 過敏性腸症候群
全般性不安障害
2015年9月~2016年6月
セッション10終了
大変お世話になりました 気分変調症 2013年12月~2016年2月
何度か挫折を繰り返すも
セッション10回終了
私のうつ病・マインドフルネス体験記 うつ病
身体症状
2015年2月~2016年2月
セッション2からスタート
セッション10回終了
マインドフルネスを受けて うつ病
身体症状
2014年5月~2015年7月
補習を5回ほどしながら
セッション10終了

マインドフルメイト体験談 (マインドフルネスの体験談)

Kさん(女性)50代       ストレス障害(PTSD) うつ病

2015年12月~2016年10月 セッション10終了

2014年の3月、心に大きなダメージを与える出来事があり、私は病へと向かって行きました。

不安、マイナス思考を繰り返し、不眠、動悸に始まり、気付いた時にはひどい焦燥感、人の眼が見られない、そして何よりも全ての感情が凍りついたようになり、快の感情が全くなくなっていました。

7月にはストレス障害(PTSD)と診断され明らかな鬱状態となっていました。生物学的に生きているだけの毎日で症状は悪化の一途をたどり、毎日、消えたい、死にたいと家族に漏らすようになりました。

そんな私がマインドフルネス、佐藤さんと出会ったのは2015年12月。

10回のセッションを受けましたが、9回目のセッションから間も無く、2016年の8月半ば、突然全ての感覚、感情が戻ってくる瞬間を迎えました。(それは家族と映画を見ている瞬間でした!)

正直私も半信半疑で始めたマインドフルネスですが、その効果な自分自身も家族も友人も誰もが驚いています。

実はとても酷い状態にあった時にも、私は西洋薬を飲んでいないので、マインドフルネスの力をダイレクトに感じています。(理由は単に薬が嫌いだからです。)

回復するまでの苦しい、苦しい三年程、毎日、いわゆる西洋薬を飲まずになにをしていたかと言うと、

1 漢方薬を飲む
(眠りの改善と、自律神経を整え、精神を落ち着かせるもの。)

2 朝は必ず起きてご飯を食べる

3 最低限家事をする

そしてとにかく治すために本を読みあさり、(病気に関する本だけは読めました。)

辿り着いたのは、まず運動、最終的には重たい身体を引きずり、ジムに通いました。

次に歌う事。

声が全く出せなくなったので、歌って声をだしました。

1番有難かったのは家族が全面的に協力してくれた事です。

全く反応のない私を映画、お笑いライブ、散歩、買い物と連れ出してくれました。

お互いに本当に苦しく、辛く、先の見えない毎日でしたが、ひたすらひたすら地道に行動を起こしていました。

そんな中、マインドフルネス、佐藤さんと出会い、自分のして来た事に間違いはなかったと認識し、そこに決定的に足りなかったものに気付かせて頂きました。

徹底受容、座ってする呼吸、自己洞察…

もがき苦しんでいる私にとってそれは難しい事でしたが、とにかく、治したい一心で涙を流しながらでも毎日ひたすら佐藤さんのおっしゃる事を実践しました。

セッションで学ぶ事は驚きの連続で、マインドフルネスはしっかりと脳科学に基づき、感情とは別のところで脳を変える、自分の努力で脳を変えられる事を教えて頂いたのです。

もちろん時間がかかる事なので、挫折しそうになったり、佐藤さんに泣きながら電話をしてアドバイス頂いた事もありましたが、月一度のセッションには必ず参加してモチベーションを保ちました。

今私は病気であった事を忘れてしまうくらい、毎日昔と変わらず、というよりむしろ昔より、本当に楽しく充実した生活を送らせて頂いています。

洞察、呼吸法、運動は元気になった今も習慣となり、マインドフルネスによって、己を知り、己をコントロールできるようになった、と感じています。

どうぞマインドフルネスを始めている方々が時間はかかっても回復されるよう心より願っております。
最後になりましたが、佐藤さんへの心よりの感謝の言葉で終わらせて頂きます。

今の私があるのは、マインドフルネス、佐藤さんのおかげです。本当にありがとうございました!

どうぞ呉々もお身体を大切になさってください。

マインドフルネスSIMTの治り方の特徴として、「あれ?なんか今日はいいぞ」
という感覚を覚えて急激に回復に向かう方がいらっしゃいます。
大田先生の話にもありますが、
「長い長い辛い症状をバケツの中の泥水とするとマインドフルネスのトレーニングは
清い水を一滴、また一滴と落とし浄化していくようなもの」
実感がわくまで時間がかかりますが、ふとある日回復しているのに
気が付きます。そのような体験をなさった方です。
ご自分の努力の結晶が実を結ばれました。ほんとうに頑張られました。
これから数年は調子が良い時ほど無理せず、交感神経を押さえるトレーニングを
今までどうり続けてください。おめでとうございました。

マインドフルネスに出会えて  (マインドフルネスの体験談)

Yさん(女性)  60代      パニック障害 広場恐怖症

2013年9月~2014年8月 セッション10終了     その後もセッション参加 2016年7月終了

私が、初めてマインドフルネスの東京の講習会にお世話になったのは、2013年の9月でした。

パニック障害、広場恐怖症を発症して17年、それまで出来ていたトンネルでの運転、買い物、乗り物への乗車、フラフラ浮遊感で、一人で外出する事の全てが出来なくなり、ここ数年はパニック障害も皆さんの知れる所となりましたが、発病当時自分がどの様な病になってしまったのかも判らず、たまたま読売新聞に掲載された医療ルネサンスで初めて、パニック障害という病名が今の自分の症状と全く酷似しており、東京のクリニックにかかりました。

若い頃から軽い不安症はあったと思いますが、当時、子育て、出張がちの主人、家業と、色々な事で疲弊していました。

一時は投薬の効果も出て、普通に近い生活をおくれた時期もありましたが、5年前より日中でも吐き気があり、疲労感も強く、人にも会いたく無い等、色々なうつの症状も出て、クリニックに話せばまた薬の量が増えるだけで、薬だけに頼らない生活はもう出来ないものかと、栄養学のクリニックに通ったり、ヒーリングや整体等、良いと言われるものを耳にすれば、直ぐに掛かってみましたが、私には、さほどの効果が得られず、ある新聞で、大田先生の書物が目にとまり購入して、マインドフルネスという全く未知のものでしたが、長い間苦しんで来た、パニック障害・うつ病が治せるならばと、皆さんがそうであるように、藁にもすがる思いで、主人と東京の相談会に上京しました。

あの日、佐藤先生の「絶対治りますよ!!」の、心強い言葉に、どんなに勇気を貰えたことか。

それから、毎日朝7時に起きて直ぐの呼吸法30分が日課となりました。

疲れて身体が重く、起き上がれない時は、布団に横になったまま呼吸法をした時もありました。

何とか仕事をしながらの生活の中で、講習会に出て先生の話を聞き、その時は解かったと思えるのですが、また忙しい生活の中で、自分を見失い、予期不安に巻き込まれたり、大きな波にのみ込まれ、そうなると洞察も何も出来なくなり、焦りや言い知れぬ孤独感や身体の不調の繰り返しでした。

年を重ね、長い長いトンネルでしたが、「絶対諦めない!!」と、毎月日記と共に返送されてくる先生の言葉を、何度も々読み返し、一時はこんなにやっているのに・・・私はもう年で治らないのではと、諦めかけた時もありましたが、また、一から戻ってを何度も々繰り返し、やっと自信のようなものが芽生えてきたのが、今年の春頃のことで、7月で、長くお世話になった講習会を卒業し、後は毎日の洞察と呼吸法を続ける事と、自分で自信と納得が出来ました。

佐藤先生に頼ってばかりの私でしたが、今は、辛かった吐き気の症状、広場恐怖も大分治まり、症状はまだ残っていますが、最初に比べれば雲泥の差で、生活しやすく一番身近に居る主人にも、以前より全然良くなったと先日言われました。

減薬も徐々に進み、1錠となりました。

9月に入りまして、夏の疲れが出た時もありましたが、頓服に頼らず、呼吸法で何とか持ち直せ、これが、先生が何度も私に伝えて下さっていた、「チャレンジ!チャレンジ!」という事なんだと、やっと判ってまいりました。

周りやテレビで、同年齢の元気な人達を見て、ガッカリしていましたが、今はその時の自分の上がってくる気持ちを受け取ってあげ、それを観察して、流す・・・、そして短時間呼吸法、そのようにすると、身体症状も治まって行く事が、身を持って分かるようになり、これが、洞察の大切さなのか・・等と、随分、遅い歩みですが、ひとつづつ、少しづつですが、身体が判るようになって来ました。

先生やいつも快く迎えてくださった奥様お嬢様にも、長い間大変お世話になりました。

また、講習会でいつも真摯にお話を最前列で聞いていた方が、素晴らしいブログを立ち上げて下さり、
それを時折参考に読ませて頂いている事も、私の励みとなっております。

まだまだ、途上ですが、毎日食事をするように、私の生活の中に、呼吸法は無くてはならないものになりました。

マインドフルネスが、私のように苦しむ者の一筋の光となりますように、先生もお身体を大切に、益々のご活躍をお祈り申し上げます。

本当に、ありがとうございました。

人と接し、また人を動かすという大変な仕事を日々されているそのストレスは
非常に大きものであろうと感じていました。
17年という長い病状にも関わらず、少しずつ回復され減薬にも挑まれて、
今は完治直前です。腑に落ちるまで良く頑張られました。
最後の一歩は、今身につけられたマインドフルネスSIMTの手法をもって完治と
なるでしょう。
マインドフルネスによって病状だけでなく、人々とのふれあい、関係がより良いものになり、ご家庭や仕事にも少なからず良い結果をもたらせてくれると思います。
どうぞお幸せに!

マインドフルネス心理療法実践の経緯   (マインドフルネスの体験談)

K.Sさん(女性)  40代

過敏性腸症候群 全般性不安障害

2015年9月~2016年6月 セッション10終了

私が調子を崩すきっかけとなったのは、2015年3月頃から過敏性腸症候群になってしまったことからでした。

お腹の調子が優れない日が続き、そのことを気に病んでいるうちに徐々に食欲も落ちて、食事をすることが苦痛となり、どんどん痩せ細っていくという悪循環に陥ってしまいました。

睡眠にも徐々に影響が出て、6月に入って睡眠がまともに取れない状態なると、強い不安症状が出るようになってしまい、この頃から心療内科を受診して睡眠導入剤等を服用するようになりました。

すると今度は薬に対する恐怖で、このままいくと薬の量がどんどん増えていき、薬漬けになって薬が止められなくなるのではないか、という不安に駆られるようになっていました。

たいしたことではない、そのうち良くなるだろう、とおおらかに構えることができれば、症状は改善していくに違いないと頭では分かっているのに、考えないようにしてもそれにとらわれてしまって、どうにもできないでいる自分がいて、自分で自分がコントロールでいないことにさらに恐怖を感じて、このままでは一生良くならない、このまま悪化していくに違いない、と心のどこかで決めつけている自分がいました。この頃には睡眠導入剤に加えて精神安定剤や抗鬱剤も服用するようになり、徐々に増えていく薬の量に、どこまで増えてしまうのだろう…という底知れぬ恐怖を感じながら鬱々と過ごす日々でした。

そして夏になる頃には、仕事にも支障が出るようになっており、かろうじて辞めずに出社はしていたものの、押し寄せる不安感から座って仕事に集中していることが苦痛な状態で、耐えきれずに仕事を抜け出して心療内科を訪ねることもしばしばある状況になっていました。このような状態では、仕事を辞めることになる日も近いと覚悟する状況でした。そうなれば家族にも迷惑をかけ、いずれは周りには誰もいなくなり、私は一人ぼっちで廃人として人生を過ごすのだ、と物事を悪い方にばかり考えていました。

そんな中、7月の終わり頃から服用を始めた抗鬱薬の効き目が徐々に出始めたのか、8月の後半くらいからは多少落ち着きが出て、なんとか座って仕事を続けていられるようにはなりましたが、不安感や焦燥感・うつ状態等、辛い状態は続いていました。

そのような時に一つのきっかけとなったのが、辛い状況が少しでも改善しないかと、ある から呼吸法を自主的に行うようになったことです。

元々、ヨガを長年やっていたこともあって、自律神経を自身で整えることができる方法は呼吸法だけということは認識していたのもあり、少しでも改善の助けになればと思い、ゆっくり長く息を吐く呼吸をできる範囲でなるべく行うようにしてみたのです。

すると、翌日の症状が少し楽になるような気がしました。やはり呼吸は症状の改善に有効なのかも、と思い至り、インターネットで呼吸法と精神疾患について調べていたところにマインドフルメイトのページにたどり着きました。

実は以前、何か改善方法はないものかと模索していた際に、マインドフルネス総合研究所やマインドフルメイトのホームページは何回か閲覧しことがあったのですが、その時には、マインドフルネスは回復に時間がかかり、10回のセッションを受講する必要があると記載されていたことから、私はもっと早く良くなりたいからそんなに時間はかけていられないし、長時間かけて取り組んで万が一良くならなかった場合は辛い時間が長引くだけだ、と考えてしまい、その時は選択肢から除外してしまっていたのです。

しかし、その後回復は容易ではないと悟り、たとえ時間がかかっても良くなることができるものならじっくり取り組もう、と覚悟を決めて、佐藤先生にご連絡差し上げるに至りました。9月の中旬頃のことでした。

お電話した際には、八重洲の無料相談会は一杯の状況だったのですが、この機会を逃すと開始が遅れてしまい、辛い状態が長引いてしまう、という焦りから無理を言ってなんとか参加させていただくことになりました。あの時はご無理を言いまして申し訳ありませんでした。

また、時間の調整等して受け入れていただいたことを大変感謝しております。

無料相談会では現在の状況をお話させていただきましたが、その際に、どうしてそのような病気になってしまったのか、またどうすれば改善するのかについてご説明いただき、マインドフルネスを行うことによってなぜ良くなるのかということを理解できたことにより、今まで感じたことのない大きな安心感を得ることができました。

それまでは、単に自分の性格に問題があるからこうなってしまったのだ、性格を矯正するしか方法はなく、それは現実的には不可能である、と思い込んでいました。

認知行動療法も試してみたことはありますが、長年の考え方の癖を矯正することの困難さをかえって実感する結果となり、改善は一生無理なのではないかと余計に悲観的になっていましたので、考え方自体を変える必要はなく、呼吸法で身体からのアプローチをしながらトレーニングをしていく、という方法はとても期待ができるものでした。

その頃服用していた抗うつ薬が自分に合っていたということも改善要因の一つなのかもとは思いますが、マインドフルネスを始めることで、私の中でそれまでこびりついて離れなかった、このまま一生良くならないのではないかという不安が薄れ、これなら良くなることができるという実感を得ることができたことが、大きな転機になったように思っています。そこからは改善のスピードは格段に速まっていったように思います。

10回のセッションは一回も休まずに参加しました。

最初はまだまだ不安感を感じながらの参加でしたが、徐々に精神的にも落ち着いてきて、セッションの2~3回目くらいには改善を実感し始め、減薬を開始することができました。

減薬は慎重に少しずつ行ったので、断薬までには4~5ヶ月かかりましたが、途中不安定になりながらも徐々に減らしていくことができました。

セッションの後半に差し掛かる頃には、最初は慢性的にあった不安感はなくなり、早朝覚醒や起床前の多少の不安感のみとなり、向精神薬を服用しないでも概ね穏やかに過ごすことができるようになっていました。

セッション受講期間中は、私なりにコツコツと課題に取り組み、呼吸法や運動等を行いました。

家にいる時は落ち着いて呼吸法に取り組むことが難しいため、通勤中の電車やバスの中で毎日行うようにしました。

通勤中は外からの刺激も多く、呼吸法に集中することが難いので、こんな状況で行っていても大丈夫かしら、と不安になり何度か佐藤先生にご質問したことがありますが、常に思考が湧いてくるのが当たり前なので大丈夫とおっしゃっていただきました。

今は、色々な思考が湧いてきても、それは当たり前だから、それを客観的に観察することが大事と、思って行うようにしています。

他の方の体験記を読んだりすると、セッションが進み、呼吸法を続けていくと様々な気づきがあると書かれています。

佐藤先生も気づきがあるので、継続してそれを確かなものにしていくのが重要とおっしゃっていましたが、私自身では、10回のセッションが終了してさらに3ヶ月程経過した今も、明確な気づきというのは正直よくわかりませんし、ここが大きく変わったとまでは言うことができない状況にあります。

また大きなストレスが加われば、同じような状況に陥ってしまうのではないかという不安もいまだにあります。ただ、それでも先生に指導された通り、セッションを終了した今も継続して呼吸法をひたすら行っています。

大きな変化はないながらも、今までならストレスが加わるとそれに反応して、そのことを頭の中で反芻してイライラしたり、不安に感じたりしていたことが、そのことを認識して呼吸法を行うことにより、増幅したり、長引いたりすることが軽減しているような気がしています。ただし、これはあくまでも大きくないストレスの場合ですので、大きなストレスが加わった場合にも自身で対処できるように、今後も気を抜かずに継続して呼吸法と観察を行っていかねばと思っています。

今まで大きなストレスがあると体調を崩したり精神面のバランスを崩したりしがちだったので、継続して行うことでそういう自分を変えていきたいと考えています。

私は幸運にも取り組んでから早期に効果が出始めて順調に改善していくことができたものの、改善の仕方は人ぞれぞれで様々なパターンがあるかと思いますので、私の体験談が役に立つかどうかわかりませんが、少しでも参考になれば幸いです。

最後に、佐藤先生には大変お世話になり、ありがとうございました。

今後も地道に継続して、自身で対応できる力を身につけたいと思っておりますが、万が一再び困難に陥った時はまたご指導の程、よろしくお願いいたします。

マインドフルネスSIMTのトレーニングも、うまくいく時もあれば思うように出来ない時もありますが、それを繰り返しながら身に着けていきます。
この方は、辛い状況にありながらも真面目に一生懸命、あきらめずくじけず取り組んでいかれました。その姿が、今でも目に浮かびます。ほんとうに頑張られました。
マインドフルネスSIMTは、改善回復完治するのはもちろん、その後にも起こりうる人生の波にどのような手法で乗り越えていけるかという訓練でもあります。
人間は生きていく上で一生平穏な日々が続くというのは稀で、人との関わりや、別れ、仕事上の出来事などで、いつ何時大きなストレスが襲ってくるとも限りません。
そんな時、ぜひ身に着けたマインドフルネスSIMTの手法を使って、バランスを崩くことなく
乗り越えて行ってください。そして素晴らしい人生をお送りください。

大変お世話になりました。   (マインドフルネスの体験談)

N.Nさん(男性)  気分変調症 50代

2013年12月~2016年2月 セッション10終了

私の場合、精神科では気分変調症と病名がつき、兎に角気分の波があって大変つらい症状に悩まされました。

1年半かかって10回のセッションを終了出来ました。

その後の調子ですが、佐藤講師が繰り返して「呼吸法」と強調してくれたお陰ですっかり呼吸法が習慣化しています。調子の方も以前のような不安定さからいい状態をキープ出来るようになっています。

マインドフルネスというのは「今という瞬間に意識的に気持ちを向ける状態」です。

鬱の症状に襲われるとその今という瞬間に意識が向けられなくなります。不安や怒りや虚しさの感情に囚われてしまい、過去や未来に気持ちが向かってしまいます。

そこで繰り返して佐藤講師が強調したのが「呼吸法」なのです。

呼吸に意識を向けると少なくとも今という瞬間のからだに耳を傾ける事になります。

嫌なマイナス感情は起こって来るものの、からだに起こっている呼吸に意識を向ける練習をすると次第に気持ちが落ち着いて来る体験をします。

それが習慣化されると1日のうち少なくとも呼吸法の時間だけは気持ちが静まっていくのです。

最近は電車や喫茶店など気が向くと呼吸に意識を向けています。すると心が穏やかになって幸せを感じる事さえ出て来ています。

本当に1年半前に比べればすごい進歩を感じています。お薬も少しずつ減薬が出来ています。

これも佐藤講師の言葉ですが「苦しいのは症状がそうさせているのであって、本来の自分ではない」との指摘、救われる気がしました。

どうか嘘だと思って1日20分の呼吸法を毎日続けてみて下さい。必ず変化が訪れます。

マインドフルネスの体験は症状だけでなく、人生を変えうる力を持っていると思います。

最後に、本当にいつも熱のこもった温かい講座をありがとうございました。

日記指導も丁寧なコメントを下さったお陰でここまで続ける事が出来ました。

あの怒涛のような不安定な感情から少しずつ卒業できているのを感じます。

セッションのスタート時はとても辛い状況でしたが、本人の根気よい努力により
次第に通常の生活ができるようになってきました。
ところがセッションの途中から参加しなくなり、呼吸法・洞察法とも行わなくなってしまいました。
その為、次第に再び症状は悪化していきました。
気持を新たに再度セッションに参加し、本人の強い気持ちと努力により呼吸法と洞察法を繰り返し行い、辛い症状が再び安定していきました。
これからは、セッションに参加し掴み取ったマインドフルネスの手法をブラッシュアップしながら、ご家族や職場の方々を大切にして、自分らしく、より有意義な人生を歩んでいかれることを願っています。
※マインドフルネスの手法を掴み取ることにより、マインドフルネスはご自身の物となります。

私のうつ病・マインドフルネス体験記   (マインドフルネスの体験談)

Y.Sさん(女性)  うつ病 身体症状

2015年2月~2016年2月 セッション10終了

私がマインドフルネスに出会ったのは、精神科に入院中のことでした。

2014年の夏、ある休日に急に気分が悪くなり食欲がなくなりました。

自分で何が起こったのか分からず、混乱するばかりでした。

翌日朝、仕事に行こうにも体がだるくてだるくて、どうにも動けない状態でした。

どこが痛いとか、どこが苦しいではなく、自分から生きるためのエネルギーみたいなものが無くなったようで、動くのが辛くてたまりませんでした。

仕事に行けず、泣きながら上司に連絡し、病院を受診しましたが、夏バテか妊娠したか?、と言われ、思い当たることはなく、自宅で休むしかありませんでした。

後から考えても、その頃にストレスがあったとか特別な出来事は何もないのです。

ただ風邪をひきやすく、夜も咳が続いて眠れない日々が1か月近くに及んでいました。

また、仕事のことが頭から離れず夢に出てきたり、イライラすることも多かったと思います。

でも、何もうつ病を発症するほどのことではなかったと思います。

そして、自分がうつ病になるなんて、考えたこともありませんでした。

病院では検査で原因になるような病気も見つからず、しばらく自宅療養することになりました。

家では寝たり起きたりで、食欲も無いまま少しづつやせていきました。

少しいい日もあり、そんなときは子供の保育園行事に出たりもしましたが、翌日はまた怠くて具合が悪くなったり・・・。

約1か月の休職が明けるころ、調子が良くなってきてもう大丈夫そうだな、と喜んでいたのですが、少し緊張する出来事があった後、再び食事が摂れなくなり、何にも手がつかないような不安焦燥感、全身の倦怠感に襲われました。

自分でも辛くて辛くて、もうこれはダメだ、と思いました。この頃になると、自分の症状がうつ病に一致すると認めざるを得ませんでしたので、いろいろうつ病の本をネットで買い読んでいました。

精神科に受診したところ、2週間以上症状が続いているから、抗うつ薬を試したら、と言われ処方して貰いました。薬を処方されたことで、やっぱり自分はうつ病なんだと落ち込みましたが、あまりの辛さに薬で良くなるなら・・・と期待のほうが大きかったです。

薬を飲み始めて10日くらいたつと、気持ちも少し楽になり食事が美味しいと思うようになりホッとしました。しかし1週間もたたないうちにまた症状が悪くなったのです。

私の症状としてあったのは、全身倦怠感、食欲不振、体重減少、下痢、動悸、寝汗など。味覚障害、音への過敏、中途覚醒、早朝覚醒。不安感や焦燥感。テレビやいろんな音が辛くて、事件や事故のニュースも心に突き刺さるように辛かった。

こんな世界に今までどうやって傷つかず生きてきたんだろう、と思いました。誰かに助けを求めたいけど、泣いて辛いとばかり言っても家族に負担をかけるだけだし、どうしようもない苦しみでした。家事もできず子供にお弁当も作ってあげられない、こんな自分は家族を苦しめるだけ、もう死ぬしかない、と思いました。

この病気になって不思議なのは、だるくなったその日から死が頭を掠めていたことです。

それくらい、辛さを伴うだるさでした。

自分はその前日まで、健康を心掛け健康に自信を持ち、きっと90歳以上までは生きていようと思っていたのです。

それが急に死ぬことを考えるようになるのです。

・・・そして、一日中死ぬ方法を具体的に考えるようになって、「ああ、私は死にたくないのに死ぬことしか考えられない、このままでは本当に死んでしまう!」と思いました。

それで、精神科の先生に、お願いだから入院させてほしいと家族に連絡してもらいました。

ありがたいことに、電話で泣きながら訴える私に、先生はわかりました、と入院を引き受けてくれました。

2014年秋、精神科の閉鎖病棟へ医療保護入院となり、抗うつ薬が追加されました。

その薬の副作用で強い眠気がありましたが、やはり中途覚醒・早朝覚醒はありました。

入院後、「もう死ねなくなった」ことへの安心感と、ついに精神科入院してしまい「もう普通の生活、普通の世界へは戻れない」と落ち込む気持ちが押し寄せてきました。

朝、目が覚めると「やっぱり夢じゃなくて現実なんだ」と信じられない気持ち。もう自分は行きつくところまで来てしまった・・・

また、入院したら何かいい治療があるのでは、と期待も少しあったのですが、ただ抗うつ薬を内服して、食事を食べて、寝る、単調な生活が待っていました。

症状はたまに楽な日もありましたが、すぐにまた悪くなり、毎日絶望感でいっぱいでした。急に不安が襲ってきて、布団にもぐって泣く。泣いていても、看護師さんも事務的な人が多く、あまり話も聞いてくれない。

医師も回診のとき、簡単に問診するだけ。

もう他に何かいい治療法はないのか、自分で携帯電話でいろいろ検索したり、うつ病を克服した人のブログを読んだりして、何か出来ることはないのか、必死でした。

そんな中で知ったのが、マインドフルネスです。夫にお願いして、大田先生の本「うつ・不安障害をなおすマインドフルネス」を買ってもらい、毎日実践してみることにしたのです。辛くても、少しづつ呼吸法を1日2-3回やり、運動も毎日テレビ体操、病棟でやるラジオ体操、夕方は15分くらいのウォーキングをやりました。

そして記録をつけて寝る。やっていても効果は感じられませんでしたが、効果は早くても4カ月くらいかかる、と書いてあるのを信じて続けました。ときには泣きながら病棟内を歩いていたので、看護師さんから心配されたりもしました。

1か月くらいすると、呼吸法をしていると体が温かくなるのが分かるようになりました。

ああ、これが副交感神経が優位になったサインだな、と感じました。また、ウォーキング中だけは辛い症状がマシなかんじがしました。

継続するために、マインドフルネスでうつ病を克服した体験記を繰り返し読みました。

入院して3か月、少しづつ楽に感じる日があるようになり、病棟でのレクリエーションに参加したり同室の患者さん同士でお喋りしたりして、過ごせるようになりました。

それでも、自宅への外泊では、どうしようもなく辛い感情が出て子供の前で号泣したりして、落ち込んで帰ってくる・・・ようなことが続きました。

そのころ、マインドフルネスを続けるために、自分の意志で継続していくのは自信がなかったので、マインドフルメイトのセッションに参加したいと思い、佐藤先生に連絡してみました。電話では、不安と緊張で泣いてしまったのを覚えています。

入院して4か月、初めてのセッション参加の前日に退院しました。

退院したら、また悪くなると覚悟していたのですが、そのようなこともなく、夫と新幹線に乗って東京でのセッションに参加することができました。

セッションでは、本で読んでやっていたことを、佐藤先生の言葉で噛み砕いてお話ししてくださっているかんじです。

私はセッション2から始めることになりました。

自宅では、入院中よりも規則正しく出来ませんでしたが、短い時間で少しづつ呼吸法を続け、天気のよい日は外を歩きました。

食欲も良く、怠さを感じることもなくなっていましたが、寝汗や動悸、人の言葉に過敏になり泣いたり、の症状はありました。

退院して2か月、2015年春に仕事に復帰することができました。短い時間から、少しづつ半年くらいかけて通常業務に戻していきました。

復帰して1年経過した今、病気前とほぼ同じ仕事量になってきていますが、体調は安定しています。気になっていた動悸や寝汗も、少しづつ気にならない程度になりました。

仕事では、人を傷つけないように接するようになりました。

自分が辛い経験をしたことで、人にも思いやりを持って接するようになったと思います。

病気前の私は、スタッフの失敗を怒ったりキツイ口調になることが多かったと思います。

そして後で後悔して自分も傷つけていたのです。苦手だった人のいいところも認められるようになりました。

家族にも、感謝の気持ちが持てるようになりました。

体調が悪い間、入院中、夫は自然な形で支えてくれました。

子供との関係も以前より良くなったように思います。

私が仕事ばかりでパパっ子だった子供ですが、成長に伴って私とも仲良く過ごせるようになりました。

まだ抗うつ薬を内服していますので、病気を克服したとは言えない状態ですが、薬を飲みながらでも以前の生活に戻れたことは、本当に大きな喜びです。抗うつ薬は2種類5錠を内服していましたが、減薬して今は2種類2.5錠となりました。これからも少しづつ減薬していけるのではと思っています。

この病気は、本当に辛い経験でした。

私が辛い症状に苦しんだのは約半年間で、早く良くなったほうなのかもしれませんが、それでも出口のない地獄の底を這いずり回るような、そんな感覚でした。毎日毎日、辛くて苦しくて、体中が針で刺されるような何とも言えない症状。

それでも、私は絶対に諦めない、希望を捨てない、この病気を克服して誰かの役に立つ自分になるんだ、と心のどこかで思っていました。そして見つけた方法がマインドフルネスでした。

セッションには新幹線で通いましたが、後半は東京に行くのが楽しみになっていました。

関東に住む姉に会って話せること、いろんなお店で買い物すること、セッションで佐藤先生のお話しを聞いて気持ちを新たにすること。

元気になるにつれ、呼吸法の時間は短くなりましたが、今も一人になるときや歩いているときは自然と呼吸法をやっています。

まだ本当にマインドフルネスをつかんだところまでは至っていないですが、それでもここまで回復できました。これからも自分なりに続けていきたいと思います。

自宅で家族と生活できること、仕事で誰かのためになること。

そんなことに一つ一つ感謝しながら、これからの人生を歩んでいけたらと思います。

私の体験談が、少しでも苦しんでいる誰かの参考になれば、と思い記しました。

佐藤先生、奥様、本当にありがとうございました。これからのマインドフルメイトのご発展と先生ご家族様のご健康をお祈り申し上げます。

またお世話になることがあるかもしれませんが、その時はよろしくお願いいたします。

日々の地道な努力の積み重ねの結果、重いうつ病を克服しただけでなく、
その経験を今後に活かそうとされている姿に私共も嬉しく思っております。
マインドフルネスを実践する事によりうつ病や身体症状が治るだけでなく、
その人の持っている、パーソナリティも向上するということを身をもって体験されました。
今後、すばらしい人生を歩んで行かれると確信しております。
セッション終了おめでとうございました。

マインドフルネスを受けて   (マインドフルネスの体験談)

M.Sさん(男性)  うつ病 身体症状

2014年5月~2015年7月 セッション10終了

セッションに参加したのは、2014年5月24日からである。

セッションへ参加する2年ほど前に中間管理職として業務を行っていたが、上司との人間関係と激務からうつ状態と診断された。

当初の症状は身体症状(喉のつかえ感、機能性胃腸症)、食欲不振からの体重減少、頭重感、身体が重い、頭の回転が鈍い、不安感であった。

診断後1か月間の休職ののち、職場への復帰を果たしたが症状は完治していなかった。

職場復帰の1か月後、家族の一方的な別居という事態が起きた。

その影響もあり、再び症状がぶり返すことになる。

服薬とカウンセリングを継続していたが、症状は一進一退を繰り返す。

そのうち希死念慮が起きるようになった。

希死念慮は自身にとって強烈な恐怖感を呼び起こしていたので、なんとかこの症状を改善したいという強い願望を持った。

インターネットで、うつ、不安の完治もしくは改善する情報を調べていたところ、マインドフルネスを用い完治を目指すマインドフルメイトのHPを見つけ、説明会に参加した。

1回目のセッションでは、目標を立てること、立てた目標・課題を繰り返すこと。

メインは、呼吸法でありそれを継続すること。そして洞察法では、考えているかいないかのチェックをするということを教えていただいた。

セッション1~3までは、呼吸法、自己洞察、症状に名前を付けるということが主となり、それを実践していく、そして毎日日記をつけ運動をする。この頃の症状にあまり変化は感じられなかったが、とにかく日々行うことをコツコツと実践していた。特に運動は、当初身体の重さがあったがウォーキングとフリフリグッパー体操を行うことで徐々にではあるが、身体に軽さが戻って来たように感じるようになってきた。

セッション4以降も、基本的には日記、呼吸法、自己洞察、運動が基本であり、継続して行った、セッションごとに新たな課題も加わり、難しいこともあったが、自分なりに試行錯誤し、それでも分からないときは佐藤さんにメールもしくは電話で相談をした。

日々の生活のなかで精神症状や身体症状が起きた時は、とにかく短時間呼吸法を行うことで症状が和らいでいくのが実感できるようになってきた。苦しい時こそ「短時間呼吸法」と「名前を付けて横に置く」ということを何度も何度も行った。

セッション6ごろには、精神症状はほぼ緩和されてきた。

気付いた時には、希死念慮が消えていた。

そして、いろいろとやりたいことが出てきた。

不安感は残っているが、ウォーキングや積極的に外出し、怖かった外食も出来るようになってきた。

自分自身でも徐々に改善してきていると実感できるようになってきた。

それでも焦らずに日々の課題をこなすことは、欠かさなかった。

とにかく良くなりたいという意志だけは持ち続けて課題に取り組んでいたように思う。

また、この頃、通院中の医師が変わったこともあり、症状が改善してきていることから、薬の変薬、減薬があった。これは薬を飲まなくても良い生活を送りたいという自身の希望が叶い非常に喜ばしいことであった。

その年の12月に行われたパワーアップセッションにも参加させていただいた。

私にとっては、更に症状を改善していきたいという強い思いで参加した。

通常のセッションとともに日々の課題を実践していく中で、セッション8を迎えた自身の復習となる内容であったので参考になった。今後もセッションの中盤位に開催したら良いのではないかと感じた。

毎日課題を実践しているなかでも波が起きているのは実感できた。そのたびに短時間呼吸法を行い続けていたように記憶している。波は必ず起きるとセッションの中で教わっていたが、対処法も教えていただいていたので恐れることはなかった。

最後のセッション10を迎えるときには、胃の不調、喉のつかえ感、不安以外の症状は、消えていた。身体症状は最後まで残ると聞いていたので仕方ないことだと思いながら、課題を継続した。

最後のセッションでは復習として重要なこと、①呼吸法があり、そのうえで洞察法がある。②身体症状が起きたときはそのままに、不安・思考が起きたときは横に置く、要するに膨らませないことが大切である。③良く観ることが大事、短時間呼吸法を行う。

といったことを継続していくことを頭に刻んでいこうと感じた。

セッションを終えるところであったが、仕事上でショックな出来事が起こり、更に5回ほどセッションに参加をした。

とにかくマインドフルネスを身に付けて、この病気を完治したいという気持ちからセッションは継続し、課題も継続した。佐藤先生、ご家族には、延長したセッションの間にも非常に助けられ感謝の気持ちでいっぱいである。

2015年7月24日にセッションは終えた。

しかし、これからが新たな病気との闘いでもあると感じていた。症状は、まだ残っている。

胃の不調、不安この二つは根強い。通院、服薬も継続中である。

現在は、私自身の考え方も変わり、以前の仕事中心の生活とは別の楽しみを見つけ、活動的で楽しい生活を送る事が出来ている。

9月の連休には「新幹線で遠出をするという不安」を克服するために京都へ一泊二日の一人旅をした。

道中、不安感もなく無事に終えて帰ってくることが出来た。

11月には、更に遠出をする計画を立てている。

10月には抗不安薬の減薬を始めることになった。

完治までには、時間がかかるという言葉を常に念頭に置きながらも、呼吸法、洞察法は今も実践している。忙しい時には出来ないときもあるが、そんなときは短時間呼吸法を行うということを日々繰り返している。佐藤先生の「チャレンジ、チャレンジ」という言葉を思い出す。

実践した率直な感想は、マインドフルネスは確実に効果があるということである。

以上

人生、何が起こるか分からない。でもマインドフルネスの技法を使い、身を持って体験され、セッション中にショックな出来事があっても、大きな波を乗り越えられました。
すばらしい!
しっかりマインドフルネスを身に着けられたので、完治までそう遠くないでしょう。
また、人生の波がいつなんどき来てもマインドフルネスをもってすれば大丈夫です。
これからは、充実した人生を楽しんでください。

この記事は以下の方が執筆しています。

佐藤福男
〇資 格 : マインドフルネス瞑想療法士(マインドフルネス総合研究所)  マタニティー / 0才児 指導者資格(幼児開発協会)  一般旅行業取扱主任者(国家資格)  〇役  職: 非営利型一般社団法人マインドフルメイト代表理事・ マインドフルネス学校 学校長

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〇カウンセラー・佐藤さんに聞く「マインドフルネス」実践と“想い”

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〇うつ病や不安障害を乗り越えた体験談

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