うつ状態になると、なぜ完璧を求めてしまうのでしょうか
2025年12月29日

うつ状態になると、なぜ完璧を求めてしまうのでしょうか
うつ状態になると、
「ちゃんとやらなければ」
「失敗してはいけない」
「中途半端では意味がない」
と、完璧さを強く求めてしまうことがあります。
これは性格の問題や、考え方の癖だけが原因ではありません。
心が疲れているとき、人は無意識のうちに、
自分を守るための考え方を身につけようとします。
完璧でいようとすることは、
・批判されないため
・迷惑をかけないため
・これ以上傷つかないため
の、精一杯の防御反応である場合も少なくありません。

「完璧でなければならない」という思考のつらさ
しかし、うつ状態のときは、
集中力や意欲、判断力が低下しやすくなります。
そのため、
「完璧にやろう」と思えば思うほど、
思い通りにできない自分に気づき、
さらに自分を責めてしまう、という悪循環が起こりやすくなります。
- できなかったことばかりが目につく
- 少しの失敗が大きく感じられる
- 何も始められなくなる
こうした状態は、決して怠けているわけではなく、
心が限界まで頑張ってきたサインとも言えます。
マインドフルネスが大切にしている考え方
マインドフルネスでは、
「完璧にできているかどうか」
「正しくできているかどうか」
を大切にはしません。
代わりに、
今、どんな状態なのかに気づくこと
そのものを大切にします。
- 集中できない自分に気づく
- やる気が出ない状態に気づく
- 完璧にやろうとして苦しくなっていることに気づく
それらはすべて、
「うまくできていない証拠」ではなく、
今の心の状態を知るための大切な気づきです。

「ほどほど」でいい、という練習
うつ状態のときに必要なのは、
「もっと頑張ること」ではなく、
「これくらいでいい」と立ち止まる練習かもしれません。
マインドフルネスでは、
- 1分できたら十分
- 途中でやめても大丈夫
- 何も感じなくても問題ない
という姿勢を大切にします。
完璧を目指さなくても、
うまくできなくても、
そのままの状態に気づけたこと自体が、実践です。
自分を責めそうになったときに
もし、
「ちゃんとできていない」
「また続かなかった」
と自分を責めそうになったら、
その考えが浮かんだことに、そっと気づいてみてください。
それは、
回復しようと必死に頑張っている心の声かもしれません。
責める代わりに、
「今はこう感じているんだな」
と、少し距離を取って見つめることも、
マインドフルネスの大切な一歩です。

おわりに
うつ状態の中で完璧を求めてしまうのは、
弱さではなく、
これまで一生懸命生きてきた証でもあります。
マインドフルネスは、
その頑張りを手放すことを強いるものではありません。
ただ、少し休む場所をつくるための時間です。
「完璧でなくていい」
そう思えない日があっても大丈夫です。
そのことに気づけた瞬間から、
やさしい回復の道は、すでに始まっています。
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