なぜ、うつ病や不安症(不安障害・パニック障害)になるのか、
2023年9月23日

目 次
なぜ、うつ病や不安症(不安障害・パニック障害)になるのか、
うつ病や、不安症(不安障害・パニック障害)・PTSD等になると、仕事ができなくなるとか、外出が出来ない・人との会話をできなくなるとか、悪化すると死にたくなるなどの症状が起きて来ます。 また、身体が痛い・重たい・苦しい等の、色々な身体症状も表れて来ます。でもなぜ、このような症状が起こるのでしょうか。
うつ病や不安症(不安障害・パニック障害)等が起きる仕組み
日頃の生活や、職場等で日々ストレスを受ける状態が続く事によりその出来事(有意識・無意識)に対して、対処がうまくできないとか、見通しが立たない、耐えられない等と思うと、つらい考え(自動思考)を繰り返すことが多くなります。その解決策が見えずにいると、不快な状況が持続してしまいます。
このような考えや感情は、特に悪いわけではなくて正当なことが多いのですが、短時間で起こり、回数が多くなければ、うつ病や不安症(不安障害・パニック障害)・PTSD等に、ならないと言われています。 そころが、このような事を繰り返し起こす事により、交換神経が興奮していきます。その結果、副腎皮質からストレスホルモンが分泌されます。交感神経の興奮やストレスホルモン(コルチゾール、グルココルチコイド)が分泌されると、身体の反応(胸がくるしく感じたり、心臓がドキドキしたり、呼吸が荒くなったり)があったり、気分が悪くなったりします。それを感じて、つらい考えを繰り返すことがあります。
ストレスのある出来事 (解決策なし・見通し立たず) ↓ 思考 → 感情の興奮 ↓ 交感神経 ・ストレスホルモン ↓ 身体反応や気分悪化 ↓ これをいやがる ↓ またつらい考えが繰り返される感情が起きたり、交感神経が興奮したり、ストレスホルモンが分泌されても、考えることをやめたり、具体的な解決策がみつかると、この循環が止まります。しかし、解決策がないままに、
不満、嫌悪などの思考を繰り返えすと、うつ病になるリスクが高まります。 ★ (1)自律神経の持続的興奮 ↓ 自律神経失調 ↓ 身体症状(身体の各所に症状) ★ (2)ストレスホルモン ↓ 前頭前野や大脳辺縁系などが傷つく ↓ 精神症状(うつ症状・不安やパニック症状など)不安障害(社会不安障害・パニック障害、対人恐怖、全般性不安障害、外傷後ストレス障害等)の場合は、急に起きる不安、恐怖の感情や身体反応(心臓のドキドキ、胸の痛み、息苦しさなど)、発作(パニック発作)を嫌って、行動が制限(回避、逃避)されるようになってしまいます。
自分だけがこの病気になるのではありません。
まして、自分だけがダメなのではありません。 チョットしたキッカケで誰にでも起こる病気なのです。 ですので、大切な事は、今、どんなに辛くどんなに苦しくても自分自身を諦めない事です。
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