うつ病で悩むご家族様へ|不安と苦しさを受け止め、心のケアを支えるご相談窓口
2025年7月3日

うつ病で悩むご家族様へ|不安と苦しさを受け止め、心のケアを支えるご相談窓口
うつ病は、本人だけでなく、その周りにいるご家族の心にも大きな負担をかける病気です。病気の症状だけでなく、その変化にどう接すればよいのか、日々の生活の中でどう支えていけばよいのか、不安や戸惑いを感じるご家族も少なくありません。
この記事では、うつ病のご家族を支える際の不安や心配の受け止め方、支え方、そしてご相談の窓口として私たちが提供しているマインドフルネス心理ケアのご案内までを詳しくご紹介いたします。どうか、孤独に抱え込まず、一歩踏み出すきっかけにしていただければ幸いです。
うつ病は「家族の病気」とも言われる理由
うつ病は脳の働きが一時的に低下し、気分の落ち込み・意欲の低下・不眠・食欲不振などの症状が続く精神疾患です。特に日本では、周囲に気を遣い我慢する文化の中で、本人が病気を隠してしまうことも多く、気づいたときには重症化しているケースも少なくありません。
その中で、最も近くにいるご家族の方も、どう接したらいいのか分からず、心が疲れ果ててしまう。
これが「うつ病は本人だけの病気ではなく、家族の病気でもある」と言われる理由です。
ご家族自身も悩み、不安を抱え、誰にも相談できずに孤独感を感じている方が多くいらっしゃいます。

ご家族様が感じやすい不安・苦しみ
うつ病のご家族を支えていると、以下のような感情を抱きやすくなります。
- どう接していいか分からない
- いつ治るのか先が見えず不安
- 何をしても良くならないことへの無力感
- 自分もストレスや不安で苦しくなる
- 周囲の理解のなさに孤独を感じる
- 「自分のせいではないか」と罪悪感を抱く
これらの気持ちは決して特別なことではありません。大切な人の苦しみを間近で見続けるのは、それほどまでに心をすり減らすことなのです。
ご家族様の気持ちをまず受け止めることが大切
私たちの相談には、よくこういった声が届きます。
「もうどうしていいか分からない」
「家族に冷たくしてしまう自分が嫌になる」
「誰かにこの気持ちを話したい」
大丈夫です。まずは、あなた自身の苦しさを認めてください。
ご家族がうつ病で苦しんでいると、つい自分の感情を後回しにしがちですが、ご家族が倒れてしまっては、支えることもできません。
あなたの感じている不安、戸惑い、怒り、悲しさ──それらすべてに理由があり、自然なことです。私たちは、その気持ちを受け止める場所として、家族様向けのご相談も行っています。

うつ病のご家族を支えるときに大切なポイント
無理に元気づけようとしない
「頑張って」「もっと前向きに考えよう」と励ます言葉は、うつ病の方にとってはプレッシャーになることもあります。寄り添う気持ちを大切にし、「つらいよね」「そばにいるよ」と伝えることが何よりの支えになります。
焦らず回復を見守る
うつ病は良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。「昨日元気だったのに今日は寝込んでいる」といった波があります。焦らず、一喜一憂せず、長い目で見守ることが大切です。
ご家族自身も休む
支える側のストレスも計り知れません。時には自分のための時間を取り、心と身体を休めることも大切です。罪悪感を感じる必要はありません。
専門家に相談する
ひとりで抱え込まず、第三者の視点を借りることで、今後の支え方や関わり方のヒントが得られることもあります。

マインドフルネスを取り入れた家族向け心理サポート
当マインドフルメイトでは、うつ病のご本人だけでなく、ご家族様の心のケアにも力を入れています。
私たちが行うマインドフルネス心理療法は、「今この瞬間の自分の気持ちを、評価せずに受け止める方法」です。ご家族様自身が抱える不安や焦り、疲労感をそのまま認め、心を落ち着かせる習慣を持つことで、支え続ける力を取り戻していけます。
ご家族向けの主なサポート内容
うつ病のご家族を支える方にとって、ご本人への接し方だけでなく、ご家族自身の心のケアもとても大切です。私たちのサポートでは、以下のような内容をご用意しています。
ご家族様専用のオンライン相談
うつ病のご家族を支えている方の不安や悩みを、安心してお話しいただける個別相談の時間をご用意しています。
✔︎ どのように声をかければいいのか
✔︎ 急に落ち込まれたときの対処法
✔︎ ご家族自身の心の疲労感やストレス
誰にも言えずに溜め込んでしまっている思いを、専門のマインドフルネス心理療法士が丁寧に受け止めます。
また、ご相談の際には、ご家族様の生活状況やお仕事、家庭環境もお伺いし、無理なく続けられるサポートの方法をご提案いたします。
マインドフルネス呼吸法・心を整える実践レクチャー
支える側の心が疲れてしまっては、うつ病のご本人と向き合うことも難しくなります。そこで、ご家族様ご自身の心のケアとして、簡単にできるマインドフルネスの呼吸法や、今この瞬間に意識を戻す方法を実践形式でお伝えします。
✔︎ 不安で眠れない夜にできる呼吸法
✔︎ 感情が高ぶったときに気持ちを落ち着ける方法
✔︎ 1日1〜2分でできる短いマインドフルネス
これらは特別な道具や場所も不要で、ご自宅で簡単に行えるものです。支えるご家族が、まず自分の心を整えることが、自然とご本人への接し方にも良い変化をもたらします。
「支える力」を高める心理的セルフケア講座
マインドフルネス心理療法に基づき、ご家族のメンタルを保つためのセルフケアの考え方と方法をわかりやすくお伝えする講座も行っています。
✔︎ ご家族様が抱えるストレスの特徴と対処法
✔︎ ネガティブな感情との上手な付き合い方
✔︎ 罪悪感や無力感を手放すための習慣づくり
この講座を受けることで、「支えるのがつらいのは当然」と理解し、自分を責めずに受け入れることができるようになったというお声も多数いただいています。
症状の波にどう向き合うか、具体的な接し方のアドバイス
うつ病は、良い日もあれば突然落ち込む日もあります。この症状の波にどう向き合い、日常の中でどんな言葉がけや対応をしたらよいのか、具体的なケースに応じて丁寧にアドバイスいたします。
✔︎ 沈んでいるときの声のかけ方
✔︎ 無理に元気づけない関わり方
✔︎ 距離を置くタイミングと、その伝え方
実際にご相談いただいたご家族様の事例も交えながら、明日からすぐ実践できる内容をお伝えしています。
サポートを受けることで得られる効果
✔︎ ご自身の心の余裕が戻る
✔︎ うつ病のご本人に対して焦らず接することができる
✔︎ 感情に振り回されず、穏やかな気持ちを保てる
✔︎ 自分を責める気持ちから少しずつ解放される
✔︎ 孤独感が和らぎ、前向きな気持ちになれる
📞 ご相談方法
個別相談・マインドフルネス呼吸法体験・心理セルフケア講座・交流会のご案内など、すべてお電話またはフォームからお気軽にお申し込みください。
支えるご家族の心が穏やかになることは、結果としてご本人の回復にも良い影響をもたらします。
・メールでのお問合せフォーム
・お電話でのお問い合わせ
⇒ 080ー2213-3802 担当:佐藤福男
ご家族様の声
実際にご相談いただいたご家族様から、たくさんのお声を頂いています。ここでは、その一部をご紹介します。同じように悩みを抱えている方へ、少しでも心が軽くなるきっかけになれば幸いです。
東京都・50代女性(ご主人がうつ病)
夫のうつ病が発症してから、どう接していいか分からず、毎日ピリピリしていました。言葉をかけるたびに夫が塞ぎ込む姿を見るのがつらく、自分もどんどん気持ちが沈んでしまって…。
そんなとき、こちらの相談を知り、初めて「自分の気持ちを話していいんだ」と思えた瞬間でした。マインドフルネスの呼吸法も教えていただき、毎朝実践するようになってから、少しずつ気持ちが落ち着き、夫にも穏やかに接することができるようになりました。
「自分を責めず、まず自分を大切にしていいんだ」と気づけたのが大きかったです。
神奈川県・40代男性(娘さんがうつ病)
10代の娘が学校で不登校になり、うつ病と診断されたときは、正直どうしていいか分からず、誰にも相談できませんでした。親として「自分の育て方が悪かったのでは」と自分を責め続ける日々。
相談の中で「まずはお父さんご自身の心を整えましょう」と言われたとき、涙が出ました。マインドフルネスの簡単な呼吸法と、自分の気持ちを吐き出す時間を持つようになり、娘にも無理に励まそうとせず、ただ話を聴くことができるようになりました。
「親も弱っていい」「支える側も助けを求めていい」ことを教えていただき、本当に救われました。
山梨県・60代女性(息子さんがうつ病)
息子のうつ病と長年向き合ってきました。波が激しく、良くなったかと思えば急に落ち込む日もあり、そのたびに私の気持ちも沈んでしまって。
こちらでの相談を通じて、「母親として何かしなければ」と力み過ぎていた自分に気づきました。 マインドフルネスの時間を少しずつ取り入れることで、自分の気持ちにも余裕が生まれ、息子と穏やかに向き合えるようになりました。
「支えるのではなく、寄り添う」その言葉が心に響きました。
名古屋市・30代女性(ご主人がうつ病)
夫が突然うつ病になり、働けなくなったとき、私自身も不安と怒りでいっぱいでした。相談できる人もいなくて孤独でしたが、こちらで話を聞いていただき、同じような思いを抱えている家族がたくさんいると知り、とても救われました。
「話すだけでも心が軽くなる」そんな時間を持てたことが、私にとって大きな支えです。
マインドフルネスの実践も教えていただき、今は夫とともに少しずつ前を向いています。
不安や心配を言葉にする事は大切な事です
どのご家族様も、「苦しいのは自分だけじゃない」「話せる場所があってよかった」と感じられたことが、心の支えになっているとお話しくださっています。
ご家族の方も孤独に苦しまず、ぜひ一度お話しにいらしてください。あなたの気持ちも、私たちはしっかり受け止めます。
うつ病のご家族を支えるお手伝いをしています。
うつ病のご家族を支えることは、とても大きな負担です。
でも、その苦しさを自分だけで抱え込まず、誰かに話していいのです。
私たちは、ご本人だけでなく、ご家族の不安や苦しさにも寄り添い、支えるお手伝いをしています。
マインドフルネスという心のケア方法を取り入れることで、少しずつ心の重荷を軽くし、ご家族様自身が前を向けるようサポートさせていただきます。
ぜひ、お気軽にご相談ください。あなたの不安や悩みを、私たちは受け止めます。
ご相談の流れ
- お問い合わせフォームまたはお電話でご連絡
- ご相談内容の確認と日時調整
- オンラインまたは対面でのご相談実施
- 必要に応じたアフターケアのご提案
どんな些細なことでも構いません。まずは今の気持ちを言葉にしてみることが、心の整理の第一歩です。
マインドフルメイトの相談会
うつ病の背景には、脳の機能的な変化があり、そこに働きかける手段の一つとしてマインドフルネスが注目されています。薬物療法やカウンセリングと併用しながら、日常に少しずつマインドフルネスを取り入れていくことで、再発予防や回復力の向上に大きな助けとなるでしょう。
脳は変わる。そして私たちの感じ方や考え方もまた、変わっていける。マインドフルネスは、その変化の一歩を静かに後押ししてくれる存在です。
マインドフルメイトでは、マインドフルネス心理療法を用いて、精神疾患の治療及び予防を行っています。その対策や予防が出来ずに過ごしてしまうと症状が長引くと仕事ができない、思うことができないと苦悩したり、悪化すると自殺したい、消えたいなどの気持ちが出てくる人がいます。マインドフルネス心理療法は、アメリカの臨床実験により、うつ病や不安障害やパニック障害やPTSD、摂食障害(拒食・過食)、依存症、家族の不和などに効果があることが確認されています。
以下をご覧ください。(クリック)↓ https://mindfulmate.jp/conference/
マインドフルネスのエビデンス(効果の検証)
マインドフルメイトでは、過去10年以上の活動データを基にエビデンスを制作しています。その方たちは、うつ病や不安障害・パニック障害等の症状で悩む方々になります。私たちは、それらの方々の苦しみの声に真摯に耳を傾け、その人・その人に相応しいマインドフルネスを提供してきました。
その結果が、10年間で600名以上になっていますのでその集約をマインドフルネスのエビデンスとしています。
以下をご覧ください。(クリック)↓ https://mindfulmate.jp/evidence/
この記事は以下の方が執筆しています。
この記事は私が執筆しています。
佐藤福男
〇資 格 : マインドフルネス瞑想療法士(マインドフルネス総合研究所) マタニティー / 0才児 指導者資格(幼児開発協会) 一般旅行業取扱主任者(国家資格) 〇役 職: 非営利型一般社団法人マインドフルメイト代表理事・ マインドフルネス学校 学校長
【リンクのご案内】
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〇うつ病や不安障害を乗り越えた体験談
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