両親への怒りや憎しみが消えないあなたへ
2025年4月14日

両親への怒りや憎しみが消えないあなたへ
~マインドフルネスが教えてくれる、心を癒す第一歩~
「親をどうしても許せない」「思い出すだけで怒りがこみ上げる」
そんな悩みを抱えていませんか?
家族の問題は、誰にも相談しにくいものです。
特に「親に対する怒りや恨み」は、
口にすること自体、いけないことのように感じてしまう方も多いでしょう。
でも安心してください。
あなたが抱えているその気持ちは、ごく自然な感情です。
そして、それを癒す方法が、ちゃんとあります。
なぜ親に対する感情は深く苦しいのか
親との関係は、私たちの人格や価値観の土台になります。
愛されたい、認められたい、理解してほしい――
そう願うのは、どんな人でも当然のこと。
けれども、子ども時代にその願いが満たされなかったとき、
心に深い痛みが残るのです。
たとえば:
厳しすぎる親に抑え込まれて育った
感情をぶつけられて傷ついた
無関心な態度で放っておかれた
兄弟姉妹と比べられて劣等感を抱いた
こうした体験は、大人になっても心にしこりを残します。
「許せない自分」に罪悪感を抱いていませんか?
世間では「親を大切に」「感謝しましょう」とよく言われます。
そのため、「親を憎んでいる自分はダメなんじゃないか」と
自分を責めてしまう方もいます。
でも、マインドフルネスの考え方では、
感情に良いも悪いもないと考えます。
怒りも悲しみも、あなたの人生に必要な“感情の反応”なのです。
大切なのは、「なぜこの感情が湧いたのか」に気づき、
少しずつ自分の心を見つめていくこと。

マインドフルネスが教えてくれる癒しの道
マインドフルネスとは、「今この瞬間に気づきを向ける」練習です。
過去の出来事や未来への不安にとらわれすぎず、
今ここにある感情や身体の感覚に、やさしく意識を向けます。
たとえば:
・「怒っている自分」に気づいてみる
・「悲しい」「さみしい」と感じていることを認めてみる
・その感情を否定せず、「そこにあるまま」にしておく
こうした実践を重ねることで、
次第に感情にとらわれすぎなくなり、
心が少しずつ落ち着いていきます。
怒りの奥にある「本当の願い」に気づく
親への怒りや憎しみの奥には、
実は「本当は愛されたかった」「安心したかった」という願いが隠れています。
マインドフルネスを通して、
こうした「自分の本当の思い」に気づいていくことで、
心に深い癒しが起こります。
心が変わると、人生が動き出します
私たちは、過去を変えることはできません。
でも、「その過去とどう向き合うか」は、今この瞬間から変えられます。
マインドフルネスを続けていくと:
・怒りに支配される時間が減っていく
・過去にとらわれず、「いま」を生きられるようになる
・自分自身にやさしくなれる
・親との距離感を心地よく保てるようになる
そんな変化を感じていくことができます。

最後に:あなたの心に寄り添いたい
あなたが今感じている怒りや悲しみは、
あなたが一生懸命生きてきた証です。
マインドフルネスは、
その痛みを否定せず、
少しずつ癒し、手放していくための道しるべになります。
ひとりで抱え込まないでください。
私たちは、あなたが自分自身を大切にできるようになるお手伝いをしています。
お気軽にお申しつけくださいね。

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