- ホーム
- マインドフルネスのエビデンス
- 労働災害が原因でうつ病になった私の体験談
労働災害が原因でうつ病になった私の体験談
労働災害が原因でうつ病になった私の体験談
マインドフルネスのセッションに参加をされ、うつ病を乗り越えた方から、セッションの体験談をお寄せいただきました。
ご自身の辛い状況、マインドフルメイトとの出会い、どうやって克服していったか回復の経過など、ご本人の文章に一切手を加えず原文のままご紹介しております。
マインドフルネス終了後の感想文
新潟県 K.Tさん(女性) 20代 症状:うつ病
マインドフルネス参加期間:2013年2月~2014年7月 セッション10回終了・その後 6回参加
労働災害が原因で、
2010年秋、労働災害にて腰に一生治らない持病を抱えました。
それが原因で、仕事が思うようにできなくなり、2011年6月頃から、憂鬱、意欲低下、集中力の欠如、疲れやすい、食欲不振、不安、途中覚醒などの症状が現れ、10月には会社へ出勤できなくなり、心療内科を受診し適応障害と診断がつきました。
その後、休職しているにも関わらず症状は悪化し続け、病名はうつ病エピソードへと変わり、症状も鉛様麻痺感、怒り発作、甘味過食による体重増加(約20kg増加)、めまいなど次々と辛い症状が増えていきました。
休職期間終了が近づき、私としては仕事に戻りたい気持ちが強くありましたが、会社側としては戻ってきて欲しくないという様子があり、泣く泣く退職することになりました。
それを機に、ますます症状は深刻になり、抗うつ薬、抗不安薬を1日合計14錠内服している時期もありました。
怒り発作を起こしてしまうことも度々あり、気づけば友達も離れていき、仕事もなくなり、何もなくなってしまったという大きな喪失感と悲しさと悔しさと向き合う日々でした。
これが孤独ということなのだと痛感しました。
そんな中、母がマインドフルメイトのサイトの存在を知り、そこへ行ってみようということになりました。
私の住まいが会場から遠いことと金銭面の問題、そして私が認知行動療法というものに少し嫌悪感があったので初めは迷っていました。
しかし他にすがれる存在もなく、2013年2月、酷いめまいでまともに歩けず、ふらつき、泣きながら何とか八王子会場まで行きました。
相談会に参加して、
先生との面談を受けた際に「病気は完治します。」と断言して頂いたこと、またストレスホルモンが分泌されることにより、病気が悪化、再発するというメカニズムを教えて頂いたことに母と揃って喜び、興奮したことを覚えています。
マインドフルネスはとにかく湧いてくる感情を、『そのままにする』という療法と いうことで、自分の考えを否定するような療法でないのだということも、とても安心しました。
それからは.毎日課題に取り組みました。
初めは、辛い症状で涙が止まらない中でも呼吸法に取り組みました。
そのうち、ストレスホルモンが分泌されるのを止めるために、泣くのをやめなければ、と強い意志を持って
嫌な考えを横に置くようにしました。
嫌な考えに飲み込まれてしまった時は、自分を責めずに次は頑張ろうと流すようにしました。
ダメな日も沢山ありました。
そのような日々を繰り返し、マインドフルネスを開始し半年を過ぎた頃、少しずつ気持ちが楽になったかも?
と実感できる日が増えてきました。
そして医師から「良くなってきているようですね。今は薬を沢山飲んでいるので、毎月1錠ずつ減らしていきましょう。」と言われました。
この感想文を書いている現在では、
抗うつ薬4錠、抗不安薬1錠、眠剤1錠にまで減薬し、それに伴い、今では全くめまいがしなくなり、普通に歩くことができるだけでなく、車の運転までできるようにまで回復しました。
セッションを終えた今でも、相変わらず辛い気分になったり、イライラしたりするのですが、最近医師にその件を伝えると「それは、病気の症状ではなくて、将来への不安とかいう感情で普通の反応だと思いますよ。」とまで言われ、とても嬉しかったです。
これからマインドフルネスに取り組む方へ
伝えたい回復のポイントは、先生からのお手紙にもよく書かれていましたが、『起きた問題に対して対処法を講ずることが出来たか否かを日記に書くこと』だと思います。
そして私は、『起こった感情や感覚などに名前をつける』ということも大変有効なことだと実感しています。
感情などに名前をつけることで、「今イライラしてるんだな」など、自分のことを客観的に見ることができる、
ようになったからです。
これは病気を治す為だけでなく、
再発を防ぐことにもとても重要な役割だと思います。
これはセッション後半になってから、わかることだと思いますので、途中で諦めずに先生を信じてセッションへ10回完了するまで是非とも通って頂きたいと思います。
(私はなかなか自信が持てず16回通わせて頂きました。)
セッション後の今でも、
私はセッションを終えた今でも、毎日呼吸法を行っていますし日記も書き続けています。
消えていない症状もありますし、新たに出てくる症状もありますが、セッションを経て症状や問題にどう対処したらいいのかわかってきたので漠然とした不安に振り回されることもかなり減ったように思います。
これからの人生の中においても、辛いこと苦しいことは沢山あるかと思います。
そんな時には、セッションで身に着けたマインドフルネスの技法を忘れずに生涯実践していきたいと思います。
セッションへの参加を迷われている方へ
もし、セッションへの参加を迷われている方がいましたら、私は遠くから這ってでも行く価値が十分過ぎる程にあったとお伝えしたいです。
最後になりましたが、16回もセッションへ通わせて頂き、その都度アドバイスや日記の返信などして頂いた先生、
脳トレを教えてくださった奥様、本当にありがとうございました。
おかげさまで、少しずつ病気が完治に近づいていくのを実感できるようになってきました。
また、お世話になる可能性もありますが、その時はどうぞよろしくお願い致します。
まずは、自分の力で頑張ってみようと思います。
時には原点に返って頂いた冊子も読み返そうと思います。
★納得するまで、腑に落ちるまで遠くから毎回通いほんとによくがんばって続けられました。
今後もセッションの参加で身に付けた、マインドフルネスの手法を、繰り返し・繰り返し活用して行って下さい。その結果として、ご自身の辛い症状を追い込んで行く事に繋がっています。
そして、ご自身の夢や希望に一歩でも近き、今後の人生をこころ豊かに歩んで下さい。
:::::::::::::::::::
うつ病を乗り越えた体験談 (マインドフルネスの体験談)
マインドフルネスのセッションに参加をされ、うつ病 を乗り越えた方からセッションの体験談をお寄せいただきました内容を掲載しています。
ご自身の、うつ病の辛い状況をマインドフルネスとの出会いの中で、どうやって克服していったか、回復の経過など、ご本人の文章に一切手を加えず原文のままご紹介しております。
このうつ病を乗り越えた方の体験談が、うつ病で悩む方々の参考になれば幸いです。
マインドフルネスのエビデンス(効果の検証)
マインドフルメイトのエビデンス
マインドフルメイトでは、過去10年以上の活動データを基にエビデンスを制作しています。その方たちは、うつ病や不安障害・パニック障害等の症状で悩む方々になります。私たちは、それらの方々の苦しみの声に真摯に耳を傾け、その人・その人に相応しいマインドフルネスを提供してきました。
その結果が、10年間で600名以上になっていますのでその集約をマインドフルネスのエビデンスとしています。
以下をご覧ください。(クリック)↓ https://mindfulmate.jp/evidence/
マインドフルメイトの相談会
マインドフルメイトでは、マインドフルネス心理療法を用いて、精神疾患の治療及び予防を行っています。その対策や予防が出来ずに過ごしてしまうと症状が長引くと仕事ができない、思うことができないと苦悩したり、悪化すると自殺したい、消えたいなどの気持ちが出てくる人がいます。マインドフルネス心理療法は、アメリカの臨床実験により、うつ病や不安障害やパニック障害やPTSD、摂食障害(拒食・過食)、依存症、家族の不和などに効果があることが確認されています。
以下をご覧ください。(クリック)↓https://mindfulmate.jp/conference/
この記事は以下の方が執筆しています。
佐藤福男
〇資 格 : マインドフルネス瞑想療法士(マインドフルネス総合研究所) マタニティー / 0才児 指導者資格(幼児開発協会) 一般旅行業取扱主任者(国家資格) 〇役 職: 非営利型一般社団法人マインドフルメイト代表理事・ マインドフルネス学校 学校長
【リンクのご案内】
〇カウンセラー・佐藤さんに聞く「マインドフルネス」実践と“想い”
https://mindfulmate.jp/practice-of-mindfulness-and-feelings/
〇うつ病や不安障害を乗り越えた体験談
https://mindfulmate.jp/impressions-after-the-mindfulness-session/
〇マインドフルネス相談会のご案内 IN東京都・愛知県・山梨県
https://mindfulmate.jp/conference/
〇マインドフルネスのエビデンス / 調査・研究・活動の報告
https://mindfulmate.jp/evidence/
〇マインドフルメイトのサイトマップ